大室山(大室山浅間神社・五智如来地蔵尊)の大パノラマ

大室山山頂標識

修善寺新井旅館をチェックアウト後、大室山へ観光に。

※今回の旅のこれまでのブログはこちらです。

山中湖ハイキング【石割山~石割神社~平尾山】のコースタイム・標高・高低図など(1日目)
伊豆の踊子の舞台!「旧天城トンネル~浄蓮の滝」に行ってきました(2日目)
初春の修善寺(寒桜)と日枝神社。源楽の饅頭が旨い(2日目)
修善寺温泉「新井旅館」に泊まる(2日目)

今回が最終日、3日目です。

修善寺から大室山のある伊東市まではレンタカーで県道12号線を使って40分ほど。

私、山好きを自負しておりますが、「大室山」は名前すら知りませんでした。。。関西に住んでたらあまり耳にすることもないし、話題にもならない。

がしかし!海外を思わせる大パノラマを楽しませてくれて、しかも気軽に登れるお山がここ伊豆半島にあったとは・・山全体が360℃展望台です。大室山、オススメ。

日本広し。まだまだ行きたいところがいっぱい。

さて、大室山が見えて参りました。

静岡県道13号線と大室山 静岡県道13号線と大室山その2

3月上旬なのでまだ緑はありません。大室山は一面カヤで覆われています。茅葺屋根(かやぶきやね)とかの、あの茅(かや)ですね。

そういえば、関西にも茅葺屋根が楽しめる観光名所がありますよ。京都は美山にあるこちら(かやぶきの里)。日本の原風景。重要伝統的建造物群保存地区。まだ実際に人も住んでらっしゃいます。そこを散策できるのです。関西にお越しの際はぜひ。ザ・京都もいいですが、人が多いですからね。ここなんかは穴場です。

茅から話が飛びましたが、駐車場に車を停めてリフト乗り場に向かいます。

大室山リフト乗り場

大室山リフト乗車口。

リフトは2人乗りです。11時。お昼前の時間帯なので結構込んでました。

リフト乗り場

30分くらいは並んだんじゃないでしょうか。

リフト乗り場その2

山頂まではこんな感じです。迫力ありますね。並んでいるすぐそばの建物でもみじ饅頭(だったかな?)を焼いて販売しているのですが、これが我慢ならん美味しそうな香りを漂わせているのですよね。

買っちゃいますよね。並ばせておいて横で饅頭を焼く。香りをこちらに流す。買う。儲かる。商売上手。

大室山リフトに乗る

乗りました。見た目より高さはありません。景色は最高。気分も最高。

大室山リフトに乗る。その2

何なら足が着いちゃうんじゃないかってくらい低い。

振り返るとこんな感じ。

リフトからの景色

景色よくなってきた!

ここから少し進むと、山頂付近に何やら変な機械が設置されている。

機械の周辺から「はい~!こっち向いて~!はい、チーズ!!」的な感じの声が聞こえてきます。

と同時に、シャッター音が聞こえます。

ふむ。

例の奴やな。USJのジュラシック・パークとかにある奴だ。

一応、ポーズはとっておきました。

1枚1000円くらいしたような。。。一瞬逡巡しましたが、丁重にお断りしました。

あの手のやり口は遊園地などでもよくありますが、買う人いるのかな?

勝手に写真とっておいてお金請求してくるとか(言い方が悪いか。笑)。

タダなら欲しいけど。ケチで済みません。笑

採算取れているのか、不思議。

大室山山頂の火口

大迫力。奥に写っている小さなポツポツ、あれが人です。吹けば飛びそう。これ全体がひとつの火口。迫力ありますよね。いいすぎかもしれませんが、この迫力は富士山の火口に匹敵するくらいのイメージ。

この火口の周りをぐるっと1周、散策できます。お鉢めぐりですね。

大室山と伊豆大島

少しガスってますが、天気も良くなってきました。奥にかすかに見えている島が伊豆大島。3年ほど前に伊豆大島ウルトラマラソン走ってきましたので、テンション上がります。あの島をぐるっと2周。辛かったけど楽しかった。いい思い出です。

島を上げての大会で島民のみなさんが盛り上げてくれました。温もりのあるローカルレースでしたが、2017年大会を最後に、終了していたみたいですね・・・。13回も続いている老舗の大会でしたのに。。。寂しい。運営するのも大変なのでしょうね。。終了する前に参加できて本当によかった。

大室山からの伊豆ジオパーク

眼下には伊豆ジオパーク。

大室山火口でのアーチェリー

火口ではアーチェリーを楽しんでいる。なぜ?

ここまで来て貸しアーチェリーとは。逆に新しい。

伊豆大島

もう一回伊豆大島。悲しい。

大室山と浅間神社

右奥に見えているのがリフト乗り場。その手前の赤い屋根が大室山浅間神社です。火口の中腹にひっそりと。

大室山浅間神社

本当に小さな祠です。

大室山浅間神社遠望

遠方から大室山浅間神社を見るとこんな感じです。

大室山浅間神社 - 火口内の中腹にある神社。安産と縁結びの神として信仰されている。浅間神社でありながら磐長姫命(いわながひめのみこと)のみを祭神とする稀有な神社である(全国の浅間神社のほとんどが木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祭神としている)。

大室山の景色 八ケ岳地蔵尊

8体のお地蔵様。

八ケ岳地蔵尊 – 山頂東側にある8体の地蔵尊。漁師たちが漁の安全と豊漁を祈願したもの。新旧の2種があり、手前のものは1984年(昭和59年)に池区民の寄付により安置されたものである。

少し進むと、

大室山からの富士山眺望

運良く富士山が!

手前の人と富士山の遠近感が個人的にはグッドな写真。

大室山頂上

ここが山頂みたいですね。標高579.64m。

五智如来地蔵尊

五智如来地蔵尊。

看板より。

この五智如来地蔵尊は、寛文の初め頃(1663年)相州岩村(神奈川県足柄下郡)の綱元朝倉清兵衛の娘が9歳で身ごもり、その安産を大室山浅間神社に祈願したところ、無事安産したので、「おはたし」と称してお礼に、真鶴石で五智如来地蔵尊を作らせ、船で城ヶ崎の富戸港に運び、富戸の強力兄弟が、一体を3回に分けて背負い、計15回で現在地にアンチされたと伝えられています。昔から願い事を「かなえて」下さる優しい心の神様として、伊豆、相模付近の方々の信仰が深く、特に安産と縁結結びの神様として参詣が多い。

9歳で身ごもるとは。。言い伝えレベルだとは思いますが、果たして本当の話なのでしょうか。なんだか可愛そうな。。。

大室山山頂標識

ぐるっと1周して1時間弱くらいは楽しめたでしょうか。この日は風も強くて少し寒かったのですが、その分、景色が楽しめたのでよかった。

帰りは伊豆半島の東側の海岸線を経由して車を走らせて熱海駅まで。伊東市街にも立ち寄りたかったのですが、新幹線の時間があるので、叶わず。

熱海駅、3年ほど前にいったときは人が少なったように記憶していますが、今はすごい人ですね。人酔いしていまいそうなほど。

ランチも熱海駅で取ろうかと考えていましたが、どこに行っても満席。しかたなく駅中の市場みたいなところで海鮮丼を購入。

熱海駅の海鮮丼

これが美味かった。

今回は中伊豆を中心とした旅でしたので、次回は南伊豆、東伊豆辺りに遊びにいきたいですね。

大阪からだと中々足を運びづらいのですが、人生短いんだし、日本全国津々浦々、いろんなところを見てまわりたい。海外もいかねば。