クレジットカードの付帯保険だけで海外旅行保険に90日以上加入する方法

海外旅行保険

みなさん、海外旅行へ出かける際の保険はどうしていますか?

民間の海外旅行保険に加入する方や、ツアー料金に保険加入が組み込まれているという方も多いでしょう。

そして近頃は、クレジットカード利用者数・付帯保険の認知度向上と共に、付帯保険のみで旅行をする人も増えているかと思います。

通常、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償期間は90日以内というところがほとんどです。

90日を超えると、旅行という概念から逸脱すると判断されるのでしょうか。

実際、3ヶ月以上海外旅行をするという方は稀だと思います。

ですが、「無料で」保険加入状態を「90日以上」維持できる方法があるのなら、知っておいて損はありません。

海外旅行保険に加入しているといないでは、安心感がかなり違います。

私も、持ち物を破損した際、保険会社にお世話になりました。

そのときのお話はコチラ。

EPOSカードの海外旅行保険は本当に使えるのか?携行品損害について保険金請求をしてみた

2018.06.22

ただ、クレジットカード付帯保険だけだと、91日目以降は無保険状態となります。

盗難、事故、ケガ・・・異国の地を無保険で旅するのは、正直かなり心配ですよね。

治安の悪い土地を旅して襲われたり、思わぬ感染症にかかったり、不衛生な飲食物でお腹を壊したりと、不安は尽きません。

リスクに対する意識の低かった私は、無保険状態で旅を続けていました。今思うと、何事もなくて良かったの一言です(笑)。

旅の範囲が広がるほど、長期の保険が必要になります。

ただ、民間の保険だと保険料が高いため、旅の予算がかなり削られてしまうのが悩み。

そこで、長期旅行用保険に加入する金銭的余裕の無い旅人におススメの「無料で最長270日間保険に加入できる方法」をお伝えします。

なお、この方法は保険会社に直接質問して得た情報ですので、違法ではありません (笑)。

有効な裏ワザですのでご安心してお使いください。

自動付帯と利用付帯の違いを知る

クレジットカードの保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があることをご存知でしょうか。

自動付帯保険とは、そのクレジットカードを保持してさえいれば、海外旅行に出た時点で加入状態になる保険のこと。

極端な話、そのクレジットカードを一度も使ったことが無くても、ぶっちゃけ旅行の際に携帯すらしていなくても、帰国後保険金請求をすれば支払われます(カード会社によっては、旅行に携帯している必要があると記載されている場合もありますが、実際、持っていたかどうかの証明は必要ありません)。

カードを所持している必要があるのは、キャッシュレス診療を受ける場合です。

キャッシュレス診療とは、治療を受けた際にその場での支払いが不要になるシステムです。

かかった医療費は、保険会社から直接病院へ支払らわれます。

キャッシュレス診療を受けるためには、まず保険会社に電話をし、ケガや病気で治療が必要になったことを伝えます。

すると保険会社が最寄りの提携病院を調べ、診療予約までしてくれます。

予約がとれたら提携病院でクレジットカードを提示し、用紙に必要事項を記載します。こうすれば現地支払いは不要です。

ただし、大都市以外では提携病院が無い場合が多いので、その際は立替払いをし、後日保険金請求をする必要があります。

自動付帯に対し、利用付帯はクレジットカードを利用する、つまり支払いの際に、そのカードで決済することで加入状態になる保険です。

自動付帯と利用付帯を時間差で利用する

利用付帯の保険は、それを使った(クレジットで支払いをした)時点で加入状態が始まります。つまり現地到着後に保険の適用を開始させることが可能なのです。

短期旅行の場合、2枚以上のクレジットカードの付帯保険を同時に利用することもできます。

医療費が高額になってしまった時などに、それぞれを合算した最高額まで保険金を受け取ることができます。

しかし、数日間の入院でしたら1枚分の最高額で十分カバーできますし、合算できない項目もありますので、2枚分を同時に利用するメリットはさほど大きくはないでしょう。

長期旅行でしたら、2枚のクレジットカード保険を時間差で適用させる方がメリットが大きいと言えます。

ではその方法ですが、まず海外旅行に出かける。出国時点で、自動付帯保険分が適用開始となります。

海外での滞在日数が90日を経過する前に、2枚目のクレジットカードで決済します。

決済時点で利用付帯分の保険適用が開始されます。

2枚目の保険適用期間である90日(カードによっては60日などもありますので注意)が経過する前に3枚目のクレジットカードで同様に決済します。

もちろん2枚目も3枚目も、利用付帯保険適用のクレジットカードでなければなりません。

ここで注意しなくてはならないのが、クレジットカードの利用目的はその旅で利用する公共交通機関の支払いでなければいけないということ。

バス/電車/タクシー/飛行機などがそれに当たります。

現地のツアーに参加する場合も、ツアー料金に移動費が含まれるのであればOK。

保険会社によってはUberなど、乗車アプリでの決済も認めているところがあります。

決済日=保険適用開始日ですので、実際に飛行機に搭乗するのは後日であってもOK。

また、電車のプリペイドカードや電子マネーにクレジット払いでチャージし、後日乗車しても構いません(紙媒体での乗車証明書が必要になる場合があります。各保険会社の規約をご確認ください)。

ただし、その旅に関する交通費に限りますので、一度帰国して、次回の旅のための交通費ではいけません。日本へ帰国する航空券まではOKということです。

これで、最大270日保険加入状態を維持できます。きっちり90日目に決済できるとは限りませんので、実際はそれより短くなると思います。

それでも、90日を超えて保険加入状態を維持することが可能ということがお分かり頂けると思います。

3枚以上持っていればさらに長期も可能ですが、何枚もカードを持ち歩くのが煩わしいのと、それ以上の長期旅行なら民間の海外旅行保険を利用しているので試したことはありません。

そして、この方法には弱点がありまして。

1.国によってはクレジットカードで交通機関の支払いができない。

発展途上国では、電車やバス、タクシーの支払いは現金のみというところも珍しくありません。

航空券の購入ならネットや代理店がありますが、陸路でアジア周遊といった場合、予定通りにカード決済することは難しいでしょう。

さらに、クレジットカード払いOKでも、日本のオリジナルブランドであるJCBは海外で受け付けてもらえないことがあります(JCBは国内利用には強いのですが、海外ではまだまだ浸透していないのが現状)。

発展途上国ではありませんが、日本や中国でも、電車に乗る際にクレジットカードで切符が買えない所がまだまだ多いですよね。

タクシーですらクレジットカード払いできない会社は多いです。

自分の経験談ですが、長期旅行から帰国したときに日本円をまったく持っておらず、終電間近なのに切符が買えなかったことがあります。

飛行機が遅れたせいで終電まであと数分。

ATMも遠く、お金をおろしていたら乗り遅れるという状況でした(このときは近くにいた女性が1000円をサッと手渡してくれ、そのおかげで終電にギリギリ間に合うというミラクルが起こりました。あの時のカッコイイ女性にこの場を借りて御礼申し上げます)。

その後、知人宅までタクシーで向かうもカード決済を断られ、コンビニも見当たらなかったので知人に電話をかけて玄関まで出てきてもらい、立て替えてもらうという恥ずかしい思いを一日に何度もしました。

この時ばかりは日本が発展途上国に見えました(笑)。

このように、国によっては裏ワザが使いにくい場合がありますのでご注意ください。

欧米であれば、駅の券売機でもクレジットカードが使えることが多いです。

保険会社によってはUberの支払いでも利用付帯の対象としてくれるところもあると書いていますが、これもいつ規約が変更されるか分かりません。毎回、渡航前に最新の保険約款を確認しておきましょう。

2.留学には不向き

留学などで、ひとつの国に長期滞在するのであれば、有料ではありますが、ジェイアイなどの旅行保険をおすすめします。

なぜならクレジットカード付帯保険の補償内容は、「旅行者」向けであり、「生活者」向けではないからです。

生活する中で起こりうるトラブルはクレジットカード付帯保険ではカバーできない部分があることを知っておきましょう。

留学なら、ホテルやゲストハウスといった宿泊施設を利用せず、現地で部屋を借りることが多いと思います。

その部屋内で起きた事故に関して、クレジットカードの付帯保険では適用外になる場合があります。

携行品損害がいい例です。

宿泊施設で破損・盗難が起こった場合、携行品損害の補償対象となりますが、賃貸住宅で同様の損害を被った場合は対象外。賃貸住宅の室内にあったものは携行品ではなく、生活動産という扱いになるからです。

多くのクレジットカード付帯保険では、生活動産に関する補償はありません。

たとえ短期滞在でも、賃貸借契約を結ぶことが「部屋を借りて定住する」ことになりますのでご注意ください。

賃貸住宅で起こった損害の補償を受けるためには、民間の海外旅行保険で留学向けプランなどを契約する必要があります。

それらのプランでは生活用動産損害が認められ、補償の対象となります。契約は有料になってしまいますが、補償額も高額なので安心感が違います。

さらにもうひとつ、額が大きくなりがちな損害賠償。

宿泊施設で起こった火災や水漏れであれば、クレジットカード付帯保険でも賠償責任保険が適用されますが、賃貸住宅では適用外。

建物に被害が出るので賠償金も下手すれば百万単位、それを自己負担というのは厳しいですよね。有料の保険であれば、最高1億円など高額の補償が受けられます。

ジェイアイなら、ワーキングホリデー向けのプランが用意されています。

渡航先別に丸1年のプランが用意されており、病気やケガはもちろん、長期滞在で起こりがちなトラブルへの補償が手厚くなっています。

クレジットカードの付帯保険でワーホリ期間の1年をカバーするには、クレジットカードを4枚以上保持する必要がありますし、手間もかかります。

旅のスタイルに合わせて付帯保険と有料の保険を使い分けるのがいいですね。

有料の海外旅行保険メインで、補償額の強化のために付帯保険をプラスするのもいいでしょう。お得な掛け金で補償もバッチリです。

私は、ワーホリ中はジェイアイ、帰国前のアジア旅行中はクレジットカードの利用付帯保険にお世話になりました。

年会費無料で利用付帯保険を使えるクレジットカード

年会費無料のクレジットカードで、利用付帯の保険がついているのはリクルートカードと、JCBカードWです。

リクルートカードは1人で2枚まで発行できるので、裏ワザが2回分使えます。JCBカードWは39歳以下限定のカードです。

このほかに、年会費1,000円で3枚まで発行できるセディナカードクラシックや、年会費1,250円で最短即日発行・翌日受け取りも可能なJCBの一般カードなどもおすすめ(上記でお伝えしたように、JCBはVISAやMasterと比べ、海外では使える場所が限られます。航空券のネット予約などは使える会社も多く安心です)。

年会費が高いものは補償額も当然上がります。旅のプランに合わせ、使い勝手の良いものを選んでください。

加入するにしてもしないにしても、無事に帰国し、保険など使わなくて済むのが一番ですけどね。

それではみなさん、安全で楽しい旅を!