北イタリアときどきインド。ホームメイドのギーを常備【北イタリア ホームステイ】

バター

午後は、ギーを作ることになりました。

ここで簡単にギーの説明をしますと

牛または水牛のミルクから作られる精製バター。

ギー(英語:Ghee)は、インドを中心とした南アジアで古くから作られ、食用に用いるバターオイルの一種。

乳脂肪製品。ギーは発酵無塩バター(インドでは「マカーン」と言う)を煮詰め、水分や蛋白質を取り除き、純粋な乳脂肪となっている[1]。

参考:ウィキペディア

よく知られるのはインド料理に用いられているものですが、中近東・アフリカ各地でも古くから使われていました。

アーユルヴェーダでは、食用のみならず薬用やマッサージ用などに広く使われ、インドで生産される全乳量の半分ほどがギーになるのだそう。

つまり、ギーは人々の健康に欠かせない万能オイルとも言えるものなのです。

そんなものを手作りすると言うと、何やら大仕事のようではありますが、作り方は至って簡単です。

まずは無塩バターを用意。

今回は、スーパーで購入したものを使います。

先日お買い物に出掛けた際、二コラがギーを作りたいと強く要望したため、2人分には多すぎると思うも思い切って500gを購入。

バター

バターをお鍋に入れ、火にかけます。

火にかける

火にかけたところ。画面が曇ってしまいました。

弱火で

焦がさないように弱火で温めます。

灰汁取り

しばらく沸騰させます。灰汁が出るので、ヘラで取り除きます。

沸騰

さらに沸騰させ続けると、やがて音が静まります。分量によりますが、40分くらい見ておきましょう。

キッチンペーパー

用意しておいた布またはキッチンペーパーを使い、濾します。

今回は破れにくいポリエステルの布を使いました。

ギー

濾したらギーの完成。

澄んだ黄金色がきれいです。

不純物を取り除いているため、元の重量より10%ほど目減りしています。

密封していれば常温で半年くらい保存可能。瓶や蓋、毎回使うスプーンなどが清潔でないと短期間で傷んだりカビが生えてしまいますので注意。

常温でも大丈夫ですが、万全を期して冷蔵庫に入れ、早めに使い切るのがいいと思います。

マッサージオイルにも使えると書きましたが、食い道楽の私たちは、全てお料理だけで使い切ります。

リゾットを作る際など、最初の炒め油はこれ。濃縮されたバターの香りが広がると一気にお腹が空いてきて、お料理の出来上がりが待ちきれなくなるのが困りものです(笑)。

イタリアにいるのに、インドネタが続きました。

チェリー

二コラの実家で取れた大粒のチェリー。大きな木になっているのを好きなだけ取っていいよと言われました。とは言え、取り過ぎかしら・・・。