【2018年9月最新】バール鉄道のチケットを2区間に分けて買ったら5ユーロ以上安くなった話

列車内風景

モンテネグロとセルビアを結ぶバール鉄道。

途中で望む絶景は美しく、移動そのものが観光と言っても過言ではないという。

移り行く景色を眼前に、まさに「世界の車窓から」的旅のスタイルが楽しめるとあって、各国からの旅人にも人気の鉄道です。

始発駅のバールから終点のベオグラードまで、自由席で21ユーロ。

私が3駅手前のポドゴリツァ駅で終点までの料金を尋ねたら25ユーロと言われました。

すごく感じの悪いおじさんで、時間などを書いて見せたのはいいのですが、そのメモもらえる?と聞いたらなぜか「ダメだ」と言われました。

こんな小さな紙切れなのに・・・と思ったのですが、今思うとウソの情報で、見られたら困るとかかもしれませんね。

差額をポケットに入れるような感じには見えない生真面目そうなおじさんでしたが、嫌がらせはしそうな感じの人でした (私の偏見です) 。

モンテネグロ人も色々です。

結局、ポドゴリツァ駅からは乗りませんでした。

バール駅からにしようか迷いましたが、間のsutomore駅から乗ることに。

理由は、ポドゴリツァからだと乗り込む人が多くて座れないかもしれない (この判断は正しかったです) 。

バール駅だとバスターミナルから遠いので乗り換えが不便。よってバスターミナルと駅の距離が短いストモレ駅が最善となりました。

ストモレ駅で、ベオグラードまでの運賃を尋ねると、24ユーロとのこと。

ポドゴリツァからより遠いはずなのに1ユーロ安い。はい、ポドゴリツァ駅の職員がウソつきと確定。

さらに言うと、24ユーロには指定席料金が含まれています。

自由席なら21ユーロです。

外国人には初めから指定席料金しか提示しない職員も多いようですのご注意。指定席料金を払いたくない場合は「I’d like a random seat (ランダムシート)」と伝えればOKです。

ちなみに指定席は「Reserved seat」で通じます。

寝台車両は全て指定席です。6人部屋で27ユーロ、3人部屋で36ユーロ、2人部屋で41ユーロです。

6人部屋は3段ベッドだそうです。

キツそうですが、空いていたらラッキー。

で、私は理由あって一度途中の駅で降りたかったので、チケットを2枚に分けて買うといくら位料金が違うのかを聞いてみました。

ストモレからベオグラードまでの全区間を一括で買うと24ユーロ、ストモレからビェロポリェ、ビェロポリェからベオグラードまでを別々に買うと合計24.4ユーロとのこと。

ベオグラードまでの分はビェロポリェで買えばいいよと言われました。

じゃあ別々でいっか。というわけでストモレ駅で、途中下車予定の Bijelo Polije (ビェロ ポリェ) までを購入。

ちなみに、バール鉄道は国際列車。Bijelo Polije で下車するなら、ローカル線も利用できます。

料金は、バール鉄道6.8ユーロ、ローカル線5ユーロです。

ストモレ駅切符

ストモレ駅を8:40、19:16に発車する列車はバール鉄道なので国際鉄道6,8ユーロ、青線の5:21、15:19、17;36発はローカル線なので5ユーロです。

時間的に始発の5:21発にも乗れましたが、景色を見たかったので、8:40のバール鉄道にしました。

Sutomore-Bijelo Polje

Sutomore-Bijelo Polje を買いました。

ホーム

5時21分、時間通りに始発がやってきました。私は乗らないので見送ります。列車がホームに近づくと、みんな線路を越えてまだ動いているのに足早に向かっていきます。

バール駅

辺りは真っ暗です。

バール駅から乗るなら発車時間は上の時刻表から-20分くらい見ておくといいです。

モンテネグロ側から乗るなら、バール駅からが確実に座れます。首都であるポドゴリツァから乗り込んだ人達は席が無く立っていました。

冬のローシーズンならどこから乗っても座れると思いますが、9月下旬の今はまだまだ混んでいました。

それでもしばらくすると地元の人が降りて行くので空いてきます。

列車内風景

座席は6席のコンパートメントタイプで、片側は通路になっています。

窓際を確保しても、落書きで窓の下部分が汚されているため、座った状態では景色が楽しめません。通路側に席を確保し、いい景色が見えてきたら通路に出るのがいいと思います。

有名な景勝地を過ぎて少ししたら Bijelo Polije です。Wiki 情報だとモンテネグロで4番目に大きな都市だそう。

ここで半日観光して、夜行列車でベオグラードへ向かい朝に到着して1日観光。その日の内に再び夜行列車に乗りハンガリーのブダペストに向かう弾丸プランを立てていました。

ところが Bijelo Polije に着いたら、見事に何も無く。

地図にショッピングモールと書かれていたのはただのスーパーとレストランがくっついただけの激しょぼモール。田舎の複合スーパーにも劣る規模でした。

そうだったそうだった。首都のポドゴリツァですらあの規模なんだから、4番目の都市に何かを期待する私がバカだった。

すぐさま駅にダッシュ、運よく時間調整中の列車に戻ることができました。

乗車前に、どこでチケットを買えるか職員に尋ねると、自分から買えるというようなジェスチャーをされたので、安心して乗り込み、席に着きました。

後ほどその職員が検札に回ってきて、そこでチケットを買ったのですが、10ユーロと言われ渡したら150セルビア札のおつりをもらいました。

150はおよそ1,2ユーロなので、Bijelo Polje からベオグラードまでは8,8ユーロということになります。最初のSutomore-Bijel Polijeと合わせて15,6ユーロ。

一括して購入した場合の21ユーロと比べて5,4ユーロ安くなりました。

どういう仕組みなのかはよく分かりませんが、お試しください。

Bijelo Polijeまでチケットを買い、ベオグラードまでは車内で購入できます。