トランジットでアブダビ&ドバイ観光《エミレーツパレス、グランド・モスク、ドバイ水族館、ブルジュ・ハリファ》

コントラスト




アブダビ空港

ロシアのビザが無事に取得でき、やっと一安心。

晴れてワールドツアーヨーロッパ編のスタートです。

ビザはロシアビザセンターさんに一任しました。

最初にパスポートを送付するためのレターパックライト360円+ビザ取得手数料l+ビザ代金で合計8500円ほどでした。

ビザ代は3000円ほどなので、手数料は5000円くらいでしょうか。

今回は1週間ほどで取得できました。

出発まで1ヶ月以上余裕がある方は、他のエージェントでさらにお手頃料金で取得できます。

ロシアビザの取得は割と面倒なので、これくらいの手数料で済むのなら一切をお任せするのがいいと思います。

私も節約派ですが、今回は時間とエネルギーの節約を優先したいと思います。

モスクワへの直行便が予算オーバーだったため、アブダビ経由便で行くことに。

待ち時間が長いので、アブダビ観光でもしてみることにしました。

アブダビ空港到着は深夜。エティハド航空利用客は、ドバイまでの無料シャトルバスを利用できるという情報があったため、それを利用することに。

事前予約はしておいた方がいいのですが、予約なしでもOKでした。

当然ですが予約優先なので、飛び込みだと乗れない可能性もあります。

空港カウンターにいたエティハド航空のスタッフに尋ねると、バスは有料とのこと。80ドルと言われました。

何度か確認しましたが、無料シャトルバスなんて無いよ、といった態度でした。

しかし夜が明けてから別のスタッフに尋ねると、すんなり乗車予約できました。

なんだったんだあの男は・・・。




予約したドバイへのバスはお昼の便だったので、朝は涼しい内にアブダビの名所へ。

朝でも、日が昇ればそこは砂漠。照りつける日差しが痛いほどです。

ただし乾燥しているのであまり汗はかきません。

というわけで、空が白む頃、超有名なあの場所へとタクシーを走らせました。

エミレーツ パレス ホテル(Emirates Palace Hotel)

エミレーツパレス

はい!かの有名な7ツ星ホテル、その名も「エミレーツ パレス ホテル(Emirates Palace Hotel)

西アジアとか中東って、パレス使うの好きですよね。

レストランとかでもやたらとパレスってよく見かけます。

成金趣味といいますか。

エントランスまでまだ距離がありますが、床がピッカピカです。

鏡のように建物を映しています。

ユニクロに身を固め、このセレブ御用達感丸出しの建物に入る私。

日本から持ってきたズタボロの折りたたみカート (Amazonで送料込み1060円) はエティハド航空が預かってくれています。

そうでなければここへは来られなかったかもしれない。

周辺の景色

周囲の景色はこんな感じです。

エミレーツパレス玄関

とっ・・・とりあえず入ってみます。緊張で写真もブレてしまいました。

ロビー

ロビーに入りました。ここもやはりピッカピカに磨き上げられた床がお出迎え。

吹き抜け

天井まで吹き抜けです。

フロント

金ピカです。

早朝だからか、人が全くいません。

フロントの方が話しかけてきて、10分ほど立ち話をしました。

日本のホテルで働きたいと言っていたので、日本のホテルは給料安くてブラックだよと教えてあげました。

ゆっくり見て回ってと言われたので、お言葉に甘え、しばらくうろつかせて頂きました。

お手洗い

お手洗いも豪華。タオルが紙ではなく厚手のパイル地。

礼拝の為の足洗い場

礼拝室の前にはやはり足洗い場。きれいに拭きあげられていて、曇りや水垢などありません。

金の自動販売機

これは・・・

ゴールドバーの自動販売機

ゴールドバーの自販機。金を自販機で売るとは・・・バブリー。なのか?

エスカレーター

上の階まで行ってみます。

左は絨毯を絵画風に飾っています。すごくきれいでした。




エスカレーターも都営大江戸線の六本木駅並みに長かったです。

まぁ、六本木の方がだいぶ長いんですけどね。

絨毯

これも絨毯。繊細で本当に絵画のようです。

ちょうど写真が撮りづらい位置に掛けてあり、うまく撮れませんでした。

こんな画像ですがご容赦ください。

階段

階段も全て絨毯敷き。ふかふかで、歩き心地最高です。

ロビー吹き抜けの階段

朝は、お掃除の人たちがたくさんいて、みなさん笑顔で挨拶してくださいました。

おそらくインドなどから出稼ぎで来ているのでしょう。

ユニフォームが私の私服とは比べものにならないほど上等でした。さすが7ツ星。

しばらく歩き、昨夜から何も食べていないのでお腹が空いてきました。

朝食をとれそうなカフェが空いていたので入ってみることに。

とにかくえらく高い。でも7ツ星ホテルに来ているのだから、今さらケチケチしても仕方ない。

ここは、金箔入りのカプチーノとクロワッサンをオーダー。ショーケースにパン・オ・ショコラがあったので、高かったけど2つ注文。

来ました。

カプチーノ

う・・・・う~ん・・・・・

このカプチーノ・・・・・

下手くそすぎない?

お皿とかすごく高そうなのに、肝心のカプチーノが子供の落書きみたいになってます・・・・これはヒドイ。

お味は・・・・イマイチ。

ミルクのキメが粗いので口当たりが良くありません。

早朝だったのでバリスタが出勤していなかったのかも。

それで代わりの人が見よう見まねで作ったのかも。

たぶん普段はもっとマシなものが出てくると思います。

AED

だってこの値段ですよ?60AEDって、1800円くらいですよ?

いや、もう、金粉が1500円分載っていたと思うことにしよう。




カプチーノは300円だ、そうだ。

てか水も高いな。750円て(笑)。

いや、こんなもんなのか、7ツ星ホテル。

クロワッサンの代金は謎に取られていない。

そう言えば私は注文してない気もする。サービスだったのか。このサービス料にクロワッサン代が含まれているはずはないし。

まぁ、考えるだけ無駄ですね。

アブダビみたいな新興国で、無理矢理作った豪華ホテル。

バブルを知らない先進国育ちの庶民に理解できるはずがありません。

ラウンジ・カフェ

イタリアの水でした忘れていました。輸入品だから高いのです。

どう見てもSNS映えしなさそうな写真ですが、一応記念に。

ちなみに、カフェに入った際、宿泊客かどうか尋ねられました。

海を臨むテラス席もあったのですが、ビジターは座れないとのこと。入口に近い廊下みたいな席でした。

きっと、奥の方に行けば高級ホテルらしい優雅な雰囲気だろうと思います。

プライベートビーチ

ホテル内からチラッと見えた海。このホテルはプライベートビーチも所有しているようです。

たまに、格安で泊まれるキャンペーンもあるようなので、話のタネに泊まってみてもいいかもしれませんね。

ホテルの外

ホテルを出てみると、すでにカンカン照り。

私と入れ替わりに中国人の団体がホテルに入っていきました。

私はもうひとつの目的地へ向かうため、タクシーをつかまえます。

グランドモスク

目指すはアブダビ最大の名所、グランドモスクです。

UAE建国の父、シェイクザイードが総工費550億円を投じて建設した、世界で最も美しいと言われるモスク。

ぜひとも拝観したいと思いましたので、行ってきました。

グランド・モスク外観

10分ほどで到着。今まで見た中で断トツに大きなモスクです。

まだ完成してそれほどの年月が経っていないからか、白さが際立っています。

グランド・モスク外観その2

コバルトブルーの空に映えて何とも言えない美しさです。

期待が高まります。

女性は髪をスカーフなどで覆いましょう。

持っていなければ貸し出しもあります。

いよいよ回廊の中へ。

シンメトリー

ご覧くださいこの完璧な左右対称!

シンメトリーその2

圧巻です。

回廊

回廊も豪華。右側にはプールのように水が張られています。

グランドモスクのコントラスト

快晴で影もくっきり。真っ白な床とのコントラスト。

柱

柱一本にとってみても装飾が美しいですね。

この花々はペイントではなく、色とりどりの石を埋め込んで作られたもの。




ひとつひとつ異なる膨らみと石そのものの模様を見ることができます。

女性的なデザインで、離れた位置から見ると刺繍のようにも見えます。

グランドモスク館内

1時間ほど経った頃、急に人が増えてきました。ゆっくり内装を楽しむには、朝一で訪れるのがベストのようです。

天井の装飾

天井までこの細かな装飾。アラビア語らしきものが見えます。

足洗い場

やっぱり見にきてしまう足洗い場。自然光が差し込む明るい足洗い場は無人でした。

グランド・モスクとサングラス

雪山のように真っ白なので、目を傷めないようサングラスを持参しましょう。

ステンドグラス

壁にも細かいデザイン、ステンドグラスも素敵です。

グランドモスク 礼拝堂

礼拝堂

いよいよ礼拝堂に入ります。大きなシャンデリアがお出迎え。

シャンデリア

シャンデリアを真下から見てみました。思わずため息がもれます。

巨大ステンドグラス 豪華な自動ドア

なんとモスクに自動ドア。今まで見た中で一番豪華な自動ドアです。

スワロフスキーのシャンデリア

スワロフスキーのシャンデリア。これだけで数億円もの費用がかかっています。

スワロフスキー 巨大シャンデリア

数億円が向こうにも・・・。直径10m、重量12トンの巨大シャンデリアです。

ペルシャ絨毯

足元だって、手織りのペルシャ絨毯。こちらも数億円という価値ある逸品。

これは、イスラム教徒でなくても足を洗わなくちゃいけませんね。

ビーチサンダルであちこちウロウロした汚い足で歩くのは忍びないです。

左側に見える柱は貝を使った装飾と思われます。

柱の手前にはコーランらしき本が積まれています。

女人禁制モスク

通常モスクには、男性しか立ち入りを許されないエリアがあるのですが、ここでは何も言われませんでした。どこだったんだろう。

ガラス

間仕切りのガラスもきれいですね。

壁の装飾 壁の装飾その2

壁の装飾に近付いてみます。

壁の装飾アップ

回廊の柱と同じく、石を組み合わせて作ったものだということが分かりますでしょうか。

鮮やかで、ひとつひとつ色合いが異なる点が、より自然の植物らしさを感じますね。

細部へのこだわりがすごいです。




このモスクを建てるために550億円も出資したシェイクザイードは、残念ながら完成をその目に見る前にこの世を去ってしまいました。

豪奢な窓 陽光に照らされるモスク

日が高くなってきました。陽光がさんさんと降り注いでいるのが見えます。

モスク シェイクザイード

シェイクザイードもあのバルコニーから眺めてみたかったでしょうね。

プールサイド

プール側はこんな感じです。

グランド・モスク外観その2

堪能しました。またタクシーに乗って一旦アブダビ空港へ。

その後、エティハド航空のシャトルバスでドバイへ。

事前情報によると、ペットボトルのお水やおしぼりが提供されるとのことでしたが、いずれもありませんでした。

停留所はドバイモールの前かと思いきや、少し離れたオフィスらしきところでした。周辺には特になにもありません。

よく分からないまま、最寄り駅からモノレールに乗り、2駅先のドバイモールへ向かいました。

モノレールの運賃は忘れてしまいましたが、日本より少し高いなと思うくらいです。

ドバイ水族館

水族館

ドバイモール内にある水族館。入場料は3000円ちょっとでした。

ドバイ水族館館内

水槽にモール内が反射して見えます。

非現実的な空間です。

トンネル型の水槽

トンネル型の水槽。石油王ぽい人たちも楽しんでいるようす。

エイ

お魚のお腹を見られるのはこの水槽ならでは。エイと目が合いました。

エイの模様

いかにも猛毒を持っていそうなエイ。カッコイイです。

サメ

サメの兄弟もいました。

水槽の真ん中

水族館のスタッフに連れられ、水槽のど真ん中に入って行きます。

魚

魚が密集しています。

遊泳する魚

スタッフの説明を聞きながら、自分たちの周りをグルグル遊泳する魚の大群を見ます。

動きの速い魚

かなりのスピード。

別の階には、ミニチュアな海洋生物も飼育されています。

クラゲ

クラゲです。

小さなクラゲ

1㎝くらいの小ささ。




イソギンチャク

これは貝とイソギンチャクの共生だったかと思います。

コブダイ

数種類のお魚が共存する水槽。おでこが大きいのはコブダイの一種でしょうか。

珍しい魚たち

特徴的な外見の子が多いような。

ナマズ系

ナマズ系。

亀

亀の顔の正面。

亀のドアップ

からのドアップ。海に潜ってもここまで近くで見ることは難しいでしょう。

金魚のような魚

お洋服を着ているような柄のお魚。

オシャレな魚

ヒレの形と言い、変な言い方ですがお洒落な容姿です。

サンゴに居そうな魚

シュノーケリングをやるおかげで珍しいお魚はたくさん見ていますが、こんなに近くで見られることはなかなかありません。楽しめました。

華麗な黄色の魚

いや~きれいです。

イソギンチャク

イソギンチャクも。

イソギンチャクと海老

ふわふわしてそう。

大きなクラゲ

クラゲふたたび。こちらは大きいもの。

おもちゃのような小鳥

鳥もいました。お行儀が良い。そして美しいです。

大きな荷物は、航空会社がモスクワまで預かってくれているのですが、預けられない貴重品の入ったバッグは常に持ち歩いています。

ノートパソコンや、壊れ物が入っているので、だんだんと疲労が溜まってきました。

まともに寝てないし、歩くのしんどい・・・。

ドバイタワー ブルジュ・ハリファ

夕暮れ時のドバイタワー

疲れたのと、今日だけでかなり散財してしまったので、あとはドバイタワーの名物でも見て空港に戻ることにしました。

ドバイタワー点灯

陽が落ち、ライトが点灯。

ライトアップされたドバイタワー

思っていたよりはだいぶ地味です。

噴水ショー

近付いてみました。

噴水ショー 噴水ショーその2 噴水ショーその3 噴水ショーその4

近くで見た方がやはり迫力がありました。

ドバイタワーの渡り廊下

噴水とは逆側の渡り廊下です。高さもあり、噴水の真ん前よりは空いているので、落ち着いて見ることができそうです。

噴水ショーの説明

噴水ショーは、15分に一回のペースで行われているようでした。

一回のショーは5分ほど。最初のほうは人が多いのですが、あとになると人が散ってしまうのでゆっくり見られます。

噴水の高さは世界一だそうです。

この国は世界一が好きですね。でも、ラスベガスのベラージオ前の噴水ショーに比べると明らかに地味な感じでした。

一日でたくさん回ったので疲れましたが、物価が高いので日帰りで良かったです。




帰りもモノレールに乗り、バス乗り場前のオフィスで待ちます。

やがてバスが到着し、乗ろうとするもどうやら満席。

次の便は1時間後だそうです。

私は十分時間があったので待つつもりでしたが、近くにいたカップルは急ぎだったようでタクシーをつかまえていました。

そして私も一緒に乗りなよと誘ってくれました。

お金を使い切ってしまっていたので断ったのですが、「どうせ行くんだから気にしないで」とのこと。

甘えて同乗させてもらいました。

ふたりはオーストラリア人。

新婚旅行の最中とのことで、ファーストクラスでの旅行だとか。

エティハド航空はエコノミーでも十分快適だったので、ファーストクラスなら相当なはず。

時間ギリギリだったそうで私も一緒に焦る焦る。

奥さんは東京ディズニーランドでミニーの中の人としてお仕事していたそうです。

空港に着いたら、エティハド航空のスタッフに誘導されて走り去ってしまいました。

それから数時間後に、私もエコノミーでモスクワへと向かいました。

いよいよ憧れのロシアです!