アルバニアの神秘ブルーアイ。泉の水を飲んでみた!

ブルーアイその5

アルバニアで唯一行ってみたかった場所、神秘の泉ブルーアイ。

サランダもしくはジロカストラからですと40分程度なので日帰りで行けます。

私は滞在していたサランダからバンに乗って出発。

11時過ぎに宿を出て、まずはバス停へ。地元の人に聞いてみると、どうやらバス停からは出ないようです。

指さされた方向に歩いて行くと、バンが数台停まっている所に。そう言えばアテネからサランダへ到着したときもこの場所が終点でした。

たぶんここが公共交通機関の発着所。ここからティラナ行きも出ています。町の中心でもあるので、すぐに見つかると思います。

時間は11時半前。

ちょうど定時だったようで、乗り込んだらすぐに出発しました。

料金は300レク。

ジロカストラまで行っても300らしいので、ちょっとボラれてる感はありましたが、他の選択肢は無かったので仕方なく乗車。

ギュウギュウ詰めを予想していたのですが、少し余裕がありました。

30~40分で到着。500レク札しかないことはあらかじめ伝えていたので、おつりももらえました。

もらえないらしいと聞いていたのですが、釣り銭いっぱい用意してくれていました。

最初、500レク札と間違えて5000レク札を渡してしまったのですが、運転手が「大きい札だなぁ!」と困っていたので気付きました。

運転手が悪い人で黙ってたら損するトコでした。お金の桁を間違うのよくやっちゃうから気を付けなければ。

blue eye

観光客はたくさん乗っていたのに降りたのは私ともう一人だけ。

ほとんどの人はジロカストラに行くようでした。

同じ場所で降りたもう一人の男の子がだいぶ先に行ったのを見届けてから私もスタート。

微妙な距離を保ちながら歩くのなんか気まずいです・・・。

10分くらい歩いたところに料金所のようなものがあり、おじさんが立っています。

入場料50レク取られるという情報がありましたのでそれかな?と思いながら歩いていると、前方から来た車の中から若者たちが顔を出し話しかけてきました。

「Get the free tickt!! (タダ券あげる!!) 」

とハイテンションで紙切れをくれた若者。

タダという言葉に弱い私は「わーい、ありがとう」と喜んで受け取りました。

半券

・・・・いやコレ、絶対使えないと思う。

字読めないから判断できないけど、これ半券じゃない?

ぼっちのアラサー女がリア充にからかわれたのかな・・・。

で料金所。

おじさん「お札を見せながら50レクだよ」

私「もう持ってるよ」

おじさん「持ってるって何を?」

私「チケット」

おじさん「チッ・・・・(行けのジェスチャー)」

つ・・・・・つかえたーーーーーーー!!!

疑ってごめんねリア充の若者グループよ。改めてありがとう。

ブルーアイその1

ブルーアイはまだ先ですが、この地点ですでにきれいです。

車道沿いの水路ですらすごく透き通っているのが車の中から分かるほどでしたので、否が応でも期待が高まります。

ブルーアイその2

iPhoneのパノラマモードで撮影。水の綺麗さが伝わるといいのですが。

ずっと前を歩いていた男の子をそろそろ追い越してしまおうかなというところで彼が振り返って話しかけてきました。

その後はずっと一緒に歩きました。

彼のご両親はアルバニア人ですが、ドイツに移住したとのことで、彼は生まれも育ちもドイツ。

1人でご両親の地元を訪ねたのだそう。

ドイツで生まれ育つと雰囲気もドイツ人みたいになるんでしょうか。

全然東欧の人に見えなかった。

ブルーアイに到着

おしゃべりしていたらあっと言う間に到着。澄んだ水と豊かな緑。

空気はひんやり清らかでおいしい。

ブルーアイその3

ここまでは車で来ることができます。カフェもハイシーズンのみだと思いますが営業しています。

ブルーアイその4

おぉお・・・・・すでに青い・・・・。

ブルーアイその5

ちょっとだけ足を浸けてみました。

ものすごく冷たい、氷水みたい!

というか、すごい色!あれだあれ、モネだ!

ウィーンだかコペンハーゲンだかの美術館で見たモネの絵画みたい!

ジャパニーズブリッジ

と思って昔の写真を探したら、ロンドンでした。

題名はジャパニーズブリッジ・・・私が今いる場所には藤も睡蓮も無いですが、色が似てるな的に思い出した絵でした。

とにかくきれい・・・・

ブルーアイその6

人だかりが見えます。たぶんあそこがブルーアイでしょう。

それにしてもこの透明度と冷たさ。ワサビ栽培とかできるんではないでしょうか。

谷へ

なんかあの辺りだけ色が違う。色が濃いというか暗い。

期待に胸膨らませて台に上がります。

不思議な色のブルーアイ

すごい。青と緑が何色も重なり合って何色ともつかない不思議な色になっています。

めちゃくちゃ綺麗です。

ブルーアイの深さ

どれくらいの深さがあるんだろう。

欧米人が台からダイブしてたけど、かなり深そうでした。

モワモワと水が上がってくるのが見えます。

動画も撮ってみました。

20秒くらいですが、水が滾々と湧き出しているのが分かると思います。

ブルーアイの水量

水量は思ったより多そうです。水面は絶えず大きくモワモワ動いてあちらの方に流れて行きます。

ブルーアイの観光客数

人は結構多いですが、混雑するほどではありませんでした。

そんなに長居する人は多くなさそうです。

遊泳禁止と書いてありますが、ルール無視は欧米人の専売特許。

繰り返し飛び込んでは騒ぐ騒ぐ。

あとこっちがきれいな景色だけを撮りたいのに自分たちの記念撮影に時間かけるからうつりこんでしょうがない。

自分大好きもほどほどにね。

ブルーアイその7

アルバニア語を話せる彼がドライバーと二言三言話し、後部座席のドアを開けて私に乗るように促します。

彼もすぐに助手席に乗り込んだので、私もそのまま乗りました。

まさかタダってことはあり得ない。

このドライバーは小銭稼ぎにわざわざここへ来ているに決まっているんだから。

でもアルバニア語を話せる彼がいるからボラれることはないはず。

少し進んだところで今度は、少し前を歩いていたカップルに乗らないかと持ち掛けるドライバー。

携帯で500と表示して見せていました。

どうやら1人500レク・・・少し高いけど、暑い中待たなくて済んだからまぁいいか。

カップルは少しだけ料金交渉していたようですが、諦めてほどなく乗り込みます。

彼らはロシア人。

男性は上半身裸だったので、聞くとやはり泳いだんだそう。

あんな冷たい水で泳げるのはさすがロシア人よね。

話が盛り上がって、けっこう楽しめました。

アルバニア人、ドイツ人、ロシア人、日本人を乗せたドイツ車メルセデスはサランダへと戻って行きます。

サランダに着くと、一緒に来たドイツ人の男の子が2人分払い、私に降りようと言うので、彼に500レク払おうとしたら断られました。

私の分も払うつもりだったから私に確認せずに乗り込んだのか。

なんてスマートな振る舞い・・・。

このあとの予定を聞かれ、泳ぐと言うと、彼も泳ぐ予定とのことで、じゃああとでこの辺のビーチでねと言って別れました。

でもホステルの宿泊客につかまり話し相手をしていたので泳ぎには行けず。

翌日彼も私もティラナへ行く予定でしたが、私が延泊したので再び会うことはありませんでした。

お礼できなかったけど、一期一会。

またどこかで会えたらお礼をしよう。

アルバニア人