イポーの裏道を歩く。ヒンドゥー寺院とタオ寺院訪問【マレーシア編】

寺院の裏側から

一年前、イポーに1週間ほど滞在したのですが、そのとき、雰囲気が良くて気に入ったヒンドゥー寺院へとお散歩がてら訪ねてみることにしました。

ヒンドゥー寺院

その寺院がこれ。

大きさで言えばシンガポールにあるリトルインディアや、それこそインド国内の寺院ほどではないかもしれませんが、何と言っても横にそびえる岩壁の存在が威厳を増しています。

荘厳な寺院

さらに近付いてみます。荘厳ですね~。

ペイント

門をくぐると地面のペイントに目を奪われます。

寺院の裏側から

奥側から見た様子。

門扉

門扉にベルがたくさん。

風が吹き抜けるので、昼間涼むにもいい感じです。

写真は2年前に訪れた際に撮ったもの。

新市街と旧市街を繋ぐ橋の横にある緑道を15分ほど歩いたところにお寺はあります。

緑道

静かな緑道。イポーはアスファルト道が多く、それでいて高い建物が少ないので、直射日光と照り返しのダブルパンチ。

昼間はチリチリと肌を焦がすような暑さです。

この川沿いの緑道は生い茂る巨木が陰を作っているので若干の涼しさを感じることができます。

自然に恵まれた国マレーシア

樹齢何年だろうって思わず立ち止まってしまうほどの立派な木が並んでいます。本当に自然に恵まれた国土です。

橋

古びた橋。これでも現役です。

錆びた橋

上ると意外と高く、それでいて手すりは低い。このサビ加減も相まってスリルすら感じます。

川の向こう側

向こう岸にも大木が。隣にある平屋のお店の5倍くらい高さがありますね。

ポケモンの偽物っぽいのがけっこう大きくてお金かかってそうです。

景色

途中の景色を楽しみながらゆっくり歩いても、割とすぐ着いてしまいます。

仏教寺

少し左に目を移すと、仏教寺らしきものが見えます。1年前と同じく施錠されていたのですが、今回はふと思い立って入ってみることにしました。

犬が気持ち良さそうに寝ていたので静かに横切ろうとしたのですが、めちゃくちゃ吠えられました。

ハチの巣

でっかいハチの巣を発見。二コラの巨大な手を比べてもこの大きさ!

巨岩と蜂の巣

どうやらこの岩に張り付いていたものが落下したようです。

ハチの巣を撮影しているとちょうどいいところにバイクに乗ったおじさんが。

大きさがわかるでしょうか。

蜂の巣探し

この図の中にハチの巣が全部で3つあります。暇つぶしに探してみてください。

ヒンドゥー寺院その2

一応門はこんな感じ。右側に写っているのがヒンドゥー寺院です。

野良犬

すぐ近くなので写真を撮っていると向こうの人と目が合います。

この写真を撮っている間も5~6頭の犬に囲まれてすごい勢いで吠えられ続けています。

するとその間を抜けて一頭の白い犬が尻尾をグルングルン回しながら足元までやってきました。

どうやら歓迎してくれているよう。

それを見た他の犬たちは吠えるのをやめました。

この子だけ首輪を着けてるので、このお寺のリーダー的存在なんでしょうか。

犬と一緒に入口まで来ると、さっきバイクで走り抜けて行ったおじさんが、どうぞどうぞと手招きをしてくれます。

靴を脱いでおじゃまします。

寺院内部

中から入口を見たようす。

黄色く塗られた上に重ねて壁画が描かれています。さっきのわんこが駆け寄ってくる瞬間。

鍾乳洞

中は鍾乳洞と言った感じ。

大音量でステレオから流れるお経っぽい音楽にまじって水の滴る音が聞こえます。

天井

天井はこんな感じ。崩れてきそう・・・。

洞窟

洞窟の中にはもう一人男性がいました。その人がメインで管理をしているようです。

「住職ですか?」と尋ねると、「Only work!シゴト ダケ!」と日本語で返されました。

入ったときも、イラッシャイマセって日本語で言われたし。

聞くと、日本語を話せる方は日本で働いていたことがあるとのこと。

「シンジュク、イケブクロ、タカダノババ」と知っている地名を色々挙げてくれました。私を即座に日本人と分かったワケだ。

2~3年前には日本人のスタッフもいたのだそう。

現在は彼が9~5時で勤務。会社員みたいだ。バイクに乗ってきた男性はボランティアとのこと。

私たちがお茶を頂いている間もお線香をあげています。

仏教寺院かと尋ねると、タオ教とのこと。

人懐っこいわんこ

私の脚にスリスリたと思ったら、テーブルの下で寝ちゃったわんこ。

果てしなく人懐こい。

「今日はフルーツがあんまりないから」と言いながらカットしたオレンジをたくさん出してくれました。

おしゃべりが盛り上がって1時間以上お邪魔してしまいましたが、その間も「コーヒーは?お茶は?」と色々気遣ってもらいました。

記念撮影

また来るねって約束して、この日はおいとましました。

小柄な方が管理人さん。右のお若い方がボランティアさん。家まで車を取りに行って、宿まで送っていくから!と最後まで優しかった。

宿までたったの2㎞だから大丈夫だよって言っても、なぜが心配してくれました (笑) 。

お昼どきになってしまったので、ヒンドゥー寺院には寄らず。

お二人が「インドと中国は決していい関係にはならない」って言ってたのですが、歴史的背景が関係しているのでしょうか。

ちなみに、イポーの人口割合は 華人70%、あとの30%はインドとマレーが半々くらいです。

安くて美味しい中華料理を食べるならこのイポーが断然オススメです。

イポーで食べたおいしいものは別の記事でご紹介します。