7月24日~25日の2日かけて、九州から四国へと移動しました。
その中で得た情報、実際の移動方法などを書いていきます。
今回、私は今治でのリゾバが決まりましたので、その移動に18きっぷを利用することにしました。
九州から四国は、直線距離だと近いのですが、電車で行くとなるとアクセスはあまりよくありません。
中国地方を横断し、岡山まで通らなければならないので、けっこうな迂回ルートです。
かと言って、九州~四国間にはLCCが就航していないので航路は高額。
今回のリゾバ先では、移動費が往復分で上限1万円しか支給されないので、超えた分は自己負担。移動費はできる限り抑えたいところです。
当初は自宅の最寄り駅から愛媛県の今治駅まで1日で移動しようとも考えていました。
18きっぷ1回分当たり2370円なので、駅から派遣先までのバス代などを引いてもなんとか収まりそうです。
ただ、せっかく遠方への電車旅。
移動のみで1日が終わるのももったいない気がしたので、寄り道をすることに。
当然18きっぷは2回分消費しますが、個人的にあまり縁のない倉敷に寄ろうと、1泊2日旅にアレンジしてみました。
元々の予定はコチラ。前半は省きますが、山口県の岩国を経由し、愛媛県の今治へ行くルートです。
18きっぷ利用なので、普通もしくは急行しか乗ることができません。
特急料金を払えばもちろん特急に乗れますし、新幹線で「ワープ」することも可能です。
でもせっかくなので、18きっぷだけの移動を目指しました。
朝の6時に九州の自宅最寄り駅から出発し、今治到着はほぼ深夜。
かなりハードです。あまりにハードだったので2日に分けました。
でも、不可能ではありません。機会があればやってみたいと思います。
現在は、豪雨の影響で、一部区間が運休となっていますので、このプラン通りには移動できません。
中国・四国地方で一部運休になっていることは知っていたのですが、仕事があるので行かなければなりません。
これが個人的な旅行だったら、今年四国へ行くのは諦めていたと思います。
山陽本線 櫛ケ浜~岩国間が運休。バスでの代行輸送に切り替わっています。
ここでかなりの時間ロスが発生します。
貼り紙での案内のほか、JR職員が改札口で乗客に呼び掛けています。
駅の外に出てバスの出発を待つ時間、バスは信号に引っかかりながら大きく回り道をして駅から駅へと運行、さらに各駅では乗客を待つため数分停車。
電車で移動する場合の4倍くらいかかります。
バスで隣の席に乗っていた女性が地元の方だったのですが、いつもは電車で15分の距離がバスだと1時間かかると言っていました。
改めて電車って便利だな~と思いました。
岩国に到着した時点で予定より1時間以上の遅れ。
しかもその時ちょうど前の電車が行ってしまった後だったようで、次の電車まで1時間近く待ちました。
広島から三原までは代行輸送のバスも無く、強制的に新幹線に乗ることになりました。
おまけに、次の乗り換えのために1時間半待ちという、最悪のアクセス。
速く移動できるという新幹線のメリットが完全になくなりましたね。
この短い区間の新幹線料金だけで18きっぷ1回分くらいのお金を使いました。にも関わらず、やっとこの日の目的地である倉敷に到着できたのは、当初の予定より3時間遅れの22時。
お店は居酒屋系の飲食店がわずかに空いているのみで、ファストフードやファミレスもほとんどない倉敷駅周辺では、コンビニで遅い夕食を済ませるしかありませんでした。
この日の18きっぷ、かかった時間からすると全然お得じゃなかったという結果でした。
それでもめげずに翌日、倉敷から今治まで向かったのですが、香川県でもバスによる代行輸送。
最終的に予定時刻に到着できたものの、疲労感の残る旅になってしまいました。
ただ通常であれば、熊本~岡山間は移動時間に対する18きっぷ利用での節約効果は高いルートです。
復旧工事が終わったら、またチェレンジしたいとも思っています。
JRのホームページを見ると、私のリゾバが終わる頃も復旧工事は続きそうですので、帰りは観光しながら関空に向かい、LCCで九州に飛ぶのが良さそうです。
フェリーもいいですが、またの機会に。
新幹線をうまく使いながら18きっぷで安い・早い・快適な旅を目指すなら、新幹線と在来線でかかる時間の違いなんかも知っておくと便利です。
新幹線でも速度制限のある区間では減速運転となります。また、快速を利用できる区間なら、新幹線を使わずとも意外と早く移動できたりたりします。
在来線だとすごく時間がかかるルートや、新幹線の速度制限の無い区間では、新幹線を使うメリットが高まります。
また、LCCとうまく組み合わせることで新幹線よりもむしろ早く、安く移動できる場合もあります。
鉄オタではないので、あまり時刻表を熱心に見ることはしませんが、ルートを考えるのは楽しいです。制限があることによって新しい旅のアイデアが生まれたりするんですよね。
今回は自然災害という不可抗力で予定が狂ってしまいましたが、無事に到着できたのでよしとします。
代行輸送となったバスの中から、土砂に埋もれた線路を見ました。
改めて、大変な災害だったことを実感しましたし、なんとか復旧に力を注いだり、それでも乗客の足に影響が出ないよう努力するJRスタッフの姿にグッとくることもありました。
炎天下で代行輸送バスを待つ人達のため、傘を置いています。
こんな気遣いは、どこででも見られるものではないと思います。
被災された方々のことを思えば、電車のアクセスが悪いなんて些末なことですね。
被害に遭われた方々が一日も早く日常に戻れることを願っています。