実はフランダースの犬で有名~世界の美しい駅ランキング常連のアントワープ編~

ベルギー滞在2日目。

デモやらストライキやらの情報もありましたが、とりあえずお店も公共交通機関も機能しているようです。良かった。

2日目は日帰りでアントワープへ。

アントワープはブリュッセル中央駅から1時間かからないくらいの距離です。

ブリュッセル中央駅、ブリュッセル南駅、ブリュッセル北駅いずれの駅からもインターシティ(国内特急列車)が出ています。

今回はルイーズから一番近い南駅からの出発です。

普通のチケットよりサイズが大きめ

インターシティのチケットはこんな感じで、普通のチケットよりサイズが大きめです。

各駅内にある、日本のみどりの窓口のような場所でチケットを購入できます。

ちなみに機械でも買えますが例のごとくコインとクレジットカードでしか決済できません。

インターシティの窓口は通常のチケットを販売しているキオスクよりも窓口の数が多くスタッフもたくさんいるので、それなりに列ができていてもスムーズに買えます。

アントワープまでは往復で15.40ユーロ。

1等車・2等車によって料金は異なります。

こちらから特に何も言わなければ2等車で案内されます。

今回乗ったインターシティの車体はこんな感じです。

インターシティの車体

だいぶ派手に落書きされている…。

ベルギーは街中のいたるところにこんな感じのスプレーアートがあるのですが、まさか列車の車体にまであるとは。

消そうとする形跡もなく、普通にこのまま運営しているようです。

インターシティの車内では車掌さんがチケットを確認しに各席に回ってきます。

特に改札を通らないのでチケットが無くても乗れちゃいますが、漏れなく確認されますのでご注意を。

ちなみに2等車のチケットを持っている乗客が1等車に乗っていないかもしっかりチェックされます。(チケットの左上に何等車のチケットなのか記載されています。)

1時間も経たないうちにアントワープの駅に到着。

アントワープ駅、めちゃくちゃ広いです。

エスカレーターも長い!

アントワープ駅 アントワープ駅 アントワープ駅

駅内もすごく立派で、大聖堂の中にいるみたいな荘厳さ。

アントワープ駅は「世界の美しい駅ランキング」の常連だそう。

アントワープ駅 アントワープ駅

ちなみにここ、キムタクの娘が出演している某CMの撮影現場です。

ベルギー行ったら絶対訪れたいと思っていた念願の場所の一つ。

想像以上に素敵な駅でした。

駅の外観

駅の外観はこんな感じです。

ぱっと見た感じは普通に教会みたい。

本当はここから地下を走るプレメトロに乗って中心街まで行く予定でしたが、なんとストライキで運休!
そのため中心街までは歩いて移動することにしました。

アントワープ駅を背にひたすらまっすぐ歩きます。

中心街までの道はこんな感じ。

途中、1ユーロショップを発見しました。

100円均一とか1ドル均一とか世界各国どこにでもありますね。

興味本位で入店。

日本のダイソーみたいな感じです。
でも質はやっぱり微妙かも。

15分くらい歩くと段々中心地に近づいてきました。
中心の道は工事中。

ベルギーにはこのようにレンタル自転車が街のあらゆるところに置いてあります。
ただ道は結構でこぼこしているので(歩いていてもたまにつまずく)、慣れない自転車だと少し危険かもしれません。

途中、クリスマスグッズが並んだショーウィンドウを見かけたので寄り道。

広い店内にぎっしりクリスマスグッズが並んでいました。

出た、ユニクロ。

ほどなくして中心部へ到着。

ここでもクリスマスマーケットが開催されていました。

バックに聖母大聖堂も見えます。

クリスマスマーケットといつもセットで現れるスケートリンクも。
男の子が乗っているクマの補助器が可愛い。

聖母大聖堂を目指して近辺を散策します。

このあたりはお土産物屋さんや飲食店も充実。

スターバックスもすっかり街並みに溶け込んでいます。

寒さのせいか、鳩すら飛ばずに座り込む。

聖母大聖堂の前に横たわるネロとパトラッシュ像が…!
布団かけちゃってるけど…そして見た目もなんだかアニメと違う。

教会の前にはやっぱりネイティビティも。

いよいよアントワープの目玉、聖母大聖堂へ。
「フランダースの犬」の中で、ネロが見たかったキリストの絵が展示されている教会です。
あまりにも高さのある教会なのでカメラに全部入り切りません。
入館料は6ユーロ。
こんなに格安でルーベンスの絵画をたくさん見られるなんてすごすぎる。

教会の中のあらゆる場所に絵画が飾られていました。

主にルーベンスの作品。写真も撮り放題。

残念ながら一部のルーベンス作品はこの時点で上野美術館に飾られています。

まさかの入れ違い。

ルーベンス作品の中でも有名な「キリストの降架」。
これがネロが見たかったあの絵。

急に日本語出てくるのでびっくり。

聖母大聖堂、とても見ごたえありますのでお勧めです。

ランチは聖母大聖堂のすぐ近くにあったイタリアンへ。

懲りずにまたパスタ。
ここのパスタは結構おいしいです。

ベルギーのレストランには基本お冷のサービスはないので、お水含め飲み物も都度注文します。
どこで頼んでも絶対味に外れがない無難なオレンジジュース。

ランチ後はグロートマルクト広場方面へ。
ちょっと雲行きが怪しくなってきましたがまだ雨や雪は大丈夫そう。

この近辺でもクリスマスマーケットをやっていました。

川沿いの方へいくと観覧車と、また別のクリスマスマーケットが。

段々と薄暗くなり、帰りの時間も考えてぼちぼち駅に戻ります。
プレメトロは動き出したのですがとにかくすごい人混みでホームへ降りることすら難しそうだったので、また来た道を20分くらい歩いて駅まで戻りました。

夕方になりライトアップも始まってきました。

アントワープの駅内でもう1つ有名な場所と言えば、世界一美しいカフェ(の一つ)と称される「ロイヤルカフェ」。
次の列車が来るまで時間もあるので、このカフェでお茶することに。

世界一美しいカフェ(の一つ)と称される「ロイヤルカフェ」 世界一美しいカフェ(の一つ)と称される「ロイヤルカフェ」 世界一美しいカフェ(の一つ)と称される「ロイヤルカフェ」

白を基調としたとても上品な造りのカフェで、写真では伝わりにくいですが中はかなり広いです。

人がたくさんいましたが座席数もかなり多いので待たずに席まで案内されました。

無難にカフェラテ。

こっちでコーヒーを注文すると必ず小さいお菓子がセットで付いてきます。

今回はチョコチップクッキー。

こんなに素敵なカフェなのにカフェラテ1杯3ユーロ程度。

日本のカフェより断然お安い!

ブリュッセルから1時間もかからないくらいで訪れることができるアントワープ。
世界一の駅と世界一のカフェ、そして名画たっぷりの大聖堂、ぜひ堪能してみてください。

本日のお土産fromアントワープクリスマスマーケット

ハンドメイドのスノードーム

グロート・マルクト広場付近のクリスマスマーケットで見つけたハンドメイドのスノードーム。

スノードームの中身や台座は色々な種類がありました。

これ一つ部屋に置いておくだけで一気にクリスマスモードが高まります^^