またまた二コラのお姉さんがお買い物に誘ってくれました。
何度も言いますが、私たちは車を持っていません。
自転車のみ。
たいがいの距離なら自転車で出かけてしまうのですが、それが難しいほどの遠出をする際は誰かに連れて行ってもらいます。
私は日本の免許証を持っており、国際免許証もすぐに取得できるのですが、今回は取得していません。
2年前に取得した国際免許証はこちら。
紙製でちゃちな作りです。
そのくせ写真の規定は厳しく、撮り直しをさせられた苦い思い出があります (あまりにもアップすぎて余白が無いという理由。海外のビザ用写真でもこんなに厳しいのは日本くらいかと思います) 。
中はこんな感じ。
右側にハサミで切って貼り付けただけの写真があります。
こんなのに800円も出させてわざわざ撮り直しさせるのって日本だけじゃないんだろうか。
写真には割印が押してあります。
英語のほか、フランス語、ロシア語、中国語らしき言語に翻訳されており、有効期限が1年であることなどが記載されています。
有効期限が過ぎたら返納する必要があると言われましたが、返納だけのためにわざわざ免許センターに行くのも何なのでまだ持っています。
そんな車を持たない私たちのために、お姉さんがお買い物に行く際には私たちも誘ってくれるのです。
二コラの家族は本当に優しいのです。
きれいな景色を眺めながら、お待ちかねの大型スーパーへ。
イタリアは、物価が高いイメージがありますが、お野菜は国産 (イタリア産) のものがお安く手に入ります。
パプリカはとっても大きくて色もきれい。もちろん味も良し。
また、酪農も盛んなので、チーズの種類も数えきれないほど。写真に写っている商品は奥の棚も含め、すべてチーズです。
この棚も全てナチュラルチーズ。
成城石井も真っ青の品揃えです。
多すぎて写真に納まりきれませんでした。
ワインもずらり。
お値段は1ユーロからと笑ってしまうような安さ。
ワイン好きにとっては、イタリアは天国ですね。
イタリアはワインが安い上に、家庭で作る人も多いです。
子供も水代わりに飲むらしいという話は聞いたことがありますが、二コラや彼の兄弟も8歳くらいからお母さんに飲まされていたとか・・・
もちろん今は (昔も?) 法律で禁止されています。
こんなに買っていますが、ここの買い物客の中では圧倒的に少ない方です。
2リットル入りのファンタを40本くらい買っている人もいました。
飲食店を経営している人なんかには重宝されそうですね。
レシートが長い。全部で88ユーロ。1万円とちょっとでしょうか。これをお買い得にできるかどうかは、料理の腕次第です。
ポレンタ
3時のおやつはポレンタ。スーパーの出口で無料で配っていたものです。
トウモロコシを使ったお餅のようなもので、食感はほんの少しモチモチ感のあるパウンドケーキと言った感じ。
わりとどっしりしてお腹にたまります。
スライスして焼くと独特の味わいで、安い上に子供に人気なので、バーベキューなんかでよく登場するのだそう。
クリームチーズを挟んでいただきました。
外はパリっと、中はわずかなモチモチ。
ボリュームたっぷりのおやつのあとは、すぐさま夕飯の用意。
美食の国だけあって、食欲が止まりません。
根菜をたっぷり、それに半額で売られていたマッシュルームを、丸ごとのチキンレッグと一緒に煮込みます。
ちょっと湯気で曇ってしまいました。
圧力鍋で作る、鶏とゴロゴロ野菜の煮込み。
庭で育ちに育ったローズマリーと一緒に煮込みました。
インドで購入したターメリックと、その他いろいろなスパイスを加えて作ったスープは、鶏のダシと野菜の甘味が溶け出してなんとも言えない美味しさでした。
イタリア人は白ワインを飲まない??
赤ワインを一本買ったのですが、二コラの苦手なスプマンテ (ガス入り) だったようです。ラベルを読んでいないのか・・・。
実は、ヨーロッパ人の知人で、白ワインを好んで飲んでいる人は一人もいません。
たまたまかもしれませんが、一緒にワインを飲むときは必ず赤。
ワインは好きだけど白ワインは嫌いという人はけっこういます。
私の短い人生の、狭い交友関係で恐縮ですが、北欧から南欧まで、100%赤ワイン派なのです。
私個人で言えば、白ワインには苦い思い出があります。
都内某所の天ぷらコースを高級ワインと共に食べていたら、アルコールと油のコンボですっかり気持ちが悪くなってしまい、途中でお手洗いに駆け込み戻してしまったのです。
ワインボトル半分+コース料理で3万円くらいするのに・・・
あぁもったいない。おまけに赤っ恥でした。それ以来白ワインは飲んでいません。