今日は、高山市内から足を伸ばし、憧れの白川郷へと向かいます。
カウチサーフィンで、白川郷へ行きたいというソロトラベラーを見つけたので、さっそくコンタクトを取りました。
お相手はシンガポール在住の女性。
京都などを観光してから、高山に3日だけ滞在とのこと。
彼女が見つけてくれた英語のバスツアーに、二人で参加することにしました。
滞在日数が2日しか無い彼女。
バスの席が埋まってしまってはいけないので、彼女の到着を待たずにツアー会社のオフィスに出向き、予約完了。
その後待ち合わせをし、ピックアップの場所と時間を確認。
「私とはピックアップ場所が違うけど、ツアー会社には、あなたの名前は伝えてあるから」
と報告すると
「え・・・ウソ・・そこまでしてくれたの?」
と、驚きながらも喜んでくれました。
その日は夕食だけ一緒にとり、疲れないよう早めに解散。ゲストハウスまでお見送りしました。
彼女はなんと、わざわざ京都からお土産を買ってきてくれていました。
翌日、所定のピックアップ場所で私も合流。憧れの白川郷へと出発です!
利用したのはJ-HOP TOURさん。
行きのバスの中では、白川郷についてユーモアたっぷりに説明してくれます。明るくてとっても感じが良かったです。
発音はカタカナ英語なので、国籍によっては通じない可能性もありますのでご注意を。
およそ一時間の旅。白川郷は、大野郡白川村にあります。
到着です!おぉーーーーーー、真っ白!
まるで水墨画のようなモノクロの世界。感動的です。
橋を渡り、いざ、ワンダーランド (私基準) へ。
合掌造りが近づいてきました。
途中まではガイドさんに付いていきます。
集合時刻と場所を確認し、後は自由行動。
通りを歩きます。こんなに積もっているのに、さらに雪は降り続きます。
食事する場所はいくつもあります。
雪が積もりすぎてすぐ近くのお家さえも見えません。
日が高くなり、ようやく明るくなってきました。
つらら・・・こんなにきれいにできるものなんですね~。
軒下にいると危ないんだそう。九州育ちの私にとっては、自然が作る芸術品です。
そう言えば、シンガポールも常夏だった。
寒さは平気なのだろうか。で
も楽しそうにしている彼女。よかったよかった。
合掌造り民芸館 神田家
神田家。ここは室内の見学ができるお家です。
囲炉裏に当たらせてもらいました。いいですね~囲炉裏。素敵です。
実際に民家で使用されていた道具が展示されています。
ここで先人たちが暮らしていたんですね・・・。
見たこともないようなツールの数々。
こんな小さな村で、自然にあるものだけで工夫して暮らしていた人たちを尊敬します。
わらでできたスリッパなんかもありますね。憧れます。
屋根裏に上がることもできます。
燻されて黒光りしている屋根。
味があります。
囲炉裏なんかを日常的に使うことで建物内が燻製状態になることはよく知られていますが、その燻煙効果で耐久性が増すということはご存知でしょうか。
建築前に、あえて燻すこともあるくらい。
同じ建築素材の家屋でも、近年では短い年月で傷み朽ちてしまうものが増えているのは、ガスや灯油の普及に伴い、建物が囲炉裏の燻煙を浴びなくなっているためです。
移築復元され管理されている建物は、状態を保つため定期的に薪を焚いて燻しています。昔の人って、本当にすごい!
屋根裏から外が見えました。いい眺めです。
階下へ下りる階段。
というか梯子ですね。
目の前の屋根も同じくらい急です。
雨漏りを防止するためにも、この急勾配は不可欠なんですね。
木を組んだり、縄で縛るだけで建築されているのがよく分かります。
わらぐつにお花。可愛らしい・・・。
わらぐつも春を待ち望んでいるよう。
いいお天気です。
実は、この2日前まで気温が高く、雪が解けかけていたそうなのですが、運よく大雪が降ってくれました。
おかげでこの積雪。
見たかった景色そのものでした。
光を反射して煌めく合掌造り。これを見たかったんです。
できれば夜の景色も見たかったです。
ナイトツアーに (あれば) 参加するか、宿泊すれば見られるはず。
これが白川郷の夜景。我が家の2月のカレンダー参照。
巨大かまくら。
案山子は長期休暇中。
カーブミラーが残念ですが、頭だけを出した合掌造りがおもちゃのようで可愛らしいです。
この季節ならではの光景ですね。
背景の山も、降り続く雪に煙って幻想的。
小腹が空いたので買い食い。
みたらし団子と牛串を頂きます。
どちらも名物。
岐阜のみたらし団子は甘くありません。
九州ではとろりと甘いお団子なので、違和感に一瞬びっくりします。
注文してから焼いてくれます。寒いので熱々が嬉しい。
除雪車はやはり大活躍。
川にまでも積雪。
人通りの多い場所は路面の雪が解けてきています。
人通りの少ないエリアは除雪されないのでこの積雪。こちらの小さいのは納屋でしょうか。
新しい建物もけっこうあります。
一本の木が、こんなに雪を積もらせることができるなんて驚き。
軽自動車もハイルーフ状態。
雪国は高床式が基本。
通りの両側にうず高く積もった雪を見て、上がり調子だったテンションがマックスになった私。
勢いをつけて・・・
ダーーーーイブ!
予想以上に深く沈んでしまい、起き上がるのに苦労しました。
でも不思議と寒さを感じなかったので何度も楽しみました。
周りにいた人たちもつられてか、次々とダイブ。
新品の壁が一気に崩れだしました。
そろそろ帰りの集合時刻。
食べ物屋さんに心奪われそうになりつつも、集合場所へと急ぎます。
個人で来れるのなら、時間に融通がきくのでいいですね。
でも、寒いのでこれくらいでちょうどいいのかも。
今度来る機会があれば、ここのコーヒーを飲みたい。
楽しかった。最高でした。縁あって素敵なお友達ができ、一緒にここへ来ることができました。
ありがとう!ルーちゃん。