紆余曲折を経てようやくティラナ脱出。モンテネグロとの国境近くの街、シュコダルに到着。
パイプオルガンのパイプみたいなのを囲むロータリーで降ろされます。
今気付いたけど、この車の運転手さんこっち見て微笑んでる?
ツーリストインフォメーションの人にポドゴリツァ行きのバスについて質問します。
運賃10ユーロ、荷物代2ユーロです。電車は?と聞くと、電車はないと言われました。
地図にはポドゴリツァまで繋がる路線があったのに。
あとで知ったのですが、アルバニアーモンテネグロ間の列車は廃線になってしまったそうです。東欧も色々ありますからね。
てくてく歩いて行くと、おじさんに声を掛けられたので、ポドゴリツァのバスは?
と聞いてみました。
ここ!と地面を指さすので地図で確認。確かにここのようです。
ちなみに地元の人はポドゴリッツと発音しています。
次のバスの時間を聞くと10時と言われたので、それまでの1時間弱でランチを済まそうと、お店探し。
途中で見かけたツアー会社。バスでイタリアやドイツ各都市に行くそうです。
中に入ってみるとX-JAPANのファンみたいなロックな感じのお姉さん。
ヴェネツィアまで何時間かかる?と聞くとちょっと困った顔をします。24時間以上?と聞くと、そう、24時間以上と答えてくれました (でも英語が話せないらしく、正確な所要時間は聞けず) 。
いくら?と聞くと、えっと~~~16 (シックスティーン) ユーロ!というので、16?ワンシックス?と聞くと、紙に60€と書いてくれました。
あ~シックスティね!と言うと、「ハハッ私の英語、ダメね・・・」と照れ笑い。
パープルの唇の間から八重歯をのぞかせ、見た目とのギャップがとっても可愛いお姉さんでした。
「今日?明日?」と聞いてくるピュアなお姉さんに、冷やかしになってしまったことを心の中で謝りながら、考えるねと答えてこの場を後にしました。
安かったら次回利用しようかなとも思いましたが、24時間以上かかるなら飛行機がいいですね。
ライアンエアーなら40ユーロからあったはず。
いい感じのカフェを探すも、どこを歩いてもピッツァピッツァピッツァ・・・。
通りがかったスブラキ屋さんにお手洗いがあったので、そこでお昼を済ますことにしました。
やっぱりスブラキうまい。飽きるまではこれでいこうかと。200レクと安いしね!
10時近くなってきたのでバス乗り場まで戻ります。
モスクだけが陽光を浴びて白く光っています。アルバニアは自転車率高いです。生活水準の割りに物価も消費税も高いからなぁ。
バスは、大通りのちょうどモスク前に停まります。緑のバスがある辺りです。
ロータリーのすぐ近くなので迷わないと思います。
すでにティラナからの乗客が乗っています。やはりティラナにも、モンテネグロ行きのバスターミナルはあったんです。私がたどり着けなかっただけ。
中国人カップルが荷物をトランクに預けていたので私も預けようかと思ったのですが、東欧はバスの預け荷物に料金がかかります。
実際、ドライバーが2€と書かれたステッカーを貼っていました。
払いたくなかったのでトランクには置かず。彼らのと比べてかなり小さかったからか、何も言われませんでした。
大型バスで座席にも余裕があったので、荷物は座席に置いていました。運転手が集金に来たとき、私を中国人カップルの一人と混同したようで、荷物の2ユーロを請求してきましたが、私の荷物はこれで全部だよというと、あぁそうか。と10ユーロだけ徴収されました。
荷物を座席に置くのは問題ないようです。
飛行機も手荷物のみだし、こういう時、ミニマリストで良かったなと思います。
レクでも払える?と聞いてみると、しぶしぶながらOKでした。
1300レクと言われ、1500レク渡すと、1ユーロのお釣りをもらいました。
この人モンテネグロの人なのね。ちょっと損だけど、レク持ってても仕方ないからいいや。
ティラナからシュコダル乗り換えで1600レク。12~13ユーロといったところでしょうか。荷物預け料金の2ユーロを支払ったら、バンで行くのとほとんど同じですが、私の場合、荷物料金が無い分少し安く済みました。
料金の差はともかく、バンじゃなくて良かった!バスなら座席はゆったり、しかもティラナを7時に出られる (バンだと10時発) ので、正午までにはポドゴリツァに着くぞ~!
景色を楽しめるのがうれしい。
景色最高。でも運転手がタバコ吸うのだけはそうにかならんもんかね。こういうところがいかにも発展途上国だなぁ・・・。
山の上に十字架が見える。
放し飼いの羊。丸っこくてかわいい。
この辺りは早くも秋色がちらほら。
突然のカーブで画面ブレブレ
国境では、ドライバーが全員分のパスポートを集めて、後ほど返却。
入り口近くの乗客に全てのパスポートを渡し、あとは一冊ずつ取って次の人に回していきます。降りる必要はありません。
パスポートを回す人が「これ君の?」って聞いてきましたがどう見ても欧米人。似ても似つかない人でした。
ちなみに出国ゲートのところに無料のお手洗いがありました。
パスポート返却前に中国人カップルの女性の方が呼ばれて降りて行きました。
最初、彼女のパスポートを見せて、これ君?みたいに聞いてきた運転手。まだ区別ついてないんかいwまぁ二人ともキャップかぶってたしね。
そのせいで待ち時間が伸びたものの、つつがなく通過。11時半頃にポドゴリツァに到着しました。