規定の利用時間を超えたらどうなる?1日2回の利用は可能?
ボローニャのグリエルモ・マルコニ空港を利用しました。
トルコのLCCペガサス航空でトルコに飛ぶ予定で予約。
自宅からの最寄りはヴェネチア・トレヴィ―ゾ空港ですが、ヴェネチアマルコポーロ空港も含め安い航空券は見つからなかったので、ボローニャ空港から飛ぶことにしました。
思えば1年前もボローニャまで電車で行き、トルコのカイセリ空港を目指したよなぁ。
少し余計に時間はかかるけど、まぁいいか。
ちょっとボローニャの街を歩きたかったので、前日にヴェネト州の自宅を出てボローニャまで移動。夕方の内に空港に到着してしまいました。
フライトは翌日ですが、ボローニャ市内のカフェで休憩ついでにメールチェックをしたら、オンラインチェックインが可能だったので、すぐさまチェックイン。
ボーディングパスをiPhoneアプリのWalletに入れ、搭乗準備は万全。ラウンジを利用できるか試してみることに。
ハンガリーのブダペスト空港で、1日2回の利用が可能ということは確認済みでしたが、前日でも使えるのかどうかということは未確認。
今回初めて試すことになりました。
もし使えなかったら近くのホテルで一泊しようかと思っていました。
連れの二コラを外に残したまま1人で入り、ラウンジでプライオリティパスを提示。問題なさそうだったので二コラにも入ってもらいました。
連れがいることを告げると、2人分私に請求してもいいか聞かれました。
私の持っているプライオリティパスは、アメリカンエクスプレスのプラチナカードから申請したものなので、同行者1人まで無料。
2人で利用できるのは嬉しいです。
楽天プレミアムカードからの申し込みなら年会費10,000円+税と格安です。
同伴者は無料になりませんが、もっともお得にプライオリティパスを取得できます。
同伴者がいる場合はその分のボーディングパスも提示するよう求められます。
iPhoneのWalletに2人分入れておいたので携帯画面をスワイプするだけで提示もスムーズ。
ペガサス航空は72時間前からオンラインチェックインが可能になります。
預け荷物が無い場合、オンラインチェックインって本当に便利ですね。
カウンターに並ばず直接搭乗口に向かえばいいし、荷物の重量チェックもないのでオーバーしそうな時も心配ないし、寝坊して空港に搭乗時間1時間前に着いても乗れちゃうんですから。
特にペガサスは離陸の10分前が搭乗締切という驚異的な無駄の省きようなので、かなり余裕が持てます。
カートはラウンジ内に持ち込めませんが、そこら辺に置いていていいよと言われたので、荷物だけを持って入室。
サインをすると、ファストトラックのチケットを渡されました。
ボローニャ空港のラウンジは制限エリア外にあります。
多くのラウンジは制限エリア内にあり、保安検査を通ってからラウンジ、搭乗開始のアナウンスが始まってから搭乗口に行くことができます。
しかしここではラウンジ→保安検査→搭乗口という順番です。
普通なら保安検査のために30分くらい余裕を持って動かなければなりませんが、ファストトラックを通ればわずか5分。
ほぼ貸し切り状態なので、ラウンジを出て搭乗口に着くまで5分もかかりません。
ボローニャ空港はいつ行っても混んでいて、保安検査にけっこう長い列ができているので本当に助かります。そしてちょっとした優越感♪
私たちの目の前に座っていた日本人らしきご夫婦が「保安検査があるからもう行かなきゃ」と言っていたように聞こえました。
ラウンジの人か航空会社で説明してもらわなかったのか、それとも英語の説明を聞き取れなかったか。
スッと行ってしまわれたので確認できなかったのですが、もしそうなら、ちょっと気の毒ですね。知っていたらもっとゆっくりできたのに。
ボローニャ空港は保安検査の列もなかなかですが、通過してからも混雑していて全然落ち着けません。
ちなみに、このチケットの提示は特に求められませんでした。
全然別のルートを通るので、ラウンジ利用者か証明する必要はないですよね。
それから、ラウンジとファストトラックの利用時間は異なります。
ラウンジは開いていても、ファストトラックは利用できない時間帯があります。
また季節によってファストトラックの利用時間は異なりますので、確認が必要です。
ラウンジは平均的な大きさだと思います。
込んでいる時間帯はソファが使えませんでしたが、テーブル席やファストトラック前のスペースなど、どこかしら空いていました。
30分もしない内に人が減ってきたのでソファに移動し、そこからは快適に過ごせました。
トイレはとてもきれいでした。
イタリア滞在中に利用した中で一番きれいでした。でも男性用は朝になるとメチャクチャ汚くなっていたそうです。
清掃スタッフがお休みだったのでしょうか。
イタリアはどこも公共のトイレに利用料金がかかる上に清潔でないところも多いです。
飲み物は冷蔵庫に入っている以外にコーヒーや紅茶などがいただけます。
カウンターには朝~夕方までバリスタの女性がいます。カプチーノなどはバリスタが作ってくれますが、どの人もあまり上手ではなく、ミルクが冷えていました。
夜7時になると、エスプレッソマシーンの洗浄が終わってしまうので、カプチーノは注文できません。
セルフでエスプレッソやドリップコーヒーは飲めるようになっています。
夕方のミールはピザ風のパンやスライスチーズを挟んだパン、あとはポテトチップスやピスタチオなど、おつまみが置かれていました。
パンはどれも冷めていて美味しくなかったです。
夕方はフライト待ちの人が多かったのですが、9時くらいになると、とうとう私たちだけに。
ラウンジを利用できるのは最長3時間。すでに規定の3時間を超えていますが、特に何も言われません。
しばらくして、受付の女性がやってきて、フライトは何時かと聞いてきたので、明日と答えました。
乗り遅れを心配してくれただけのようで、
「長いしているけど大丈夫?何か手続きした方がいい?」
と尋ねると、大丈夫だと言われました。
その後、ラウンジが閉まる深夜0時近くまで居座りましたが、何も言われず。お礼を言って出ました。
人の少ない時間は、受付の人が映画を観ていたようで、けっこう大きな音がしていました。その後、スタッフ同士でおしゃべりを始めたりしました (イタリア人の二コラいわく、男性の話で盛り上がっていたそうです) 。
公式サイトには23:30までと記載されていますが、受付の人からは深夜0時までと言われました。
翌朝も営業開始時刻の5時を少し過ぎた頃から図々しく使わせて頂きました。昨夜と同じくパスと2人のボーディングパスを提示。
ファストトラックの紙をもう一度もらい、席に着きます。
朝は混んだり空いたり。入れ替わりが激しい中で2人だけが居座っています。
イタリアにいた3週間あまり、ほとんどネットに繋ぐことが出来なかったので、久々のオンラインが嬉しいです。
昨日いたバリスタの若い女性が私たちに気付き、昨日もいたよね、空港で寝たの?とジェスチャーを交えて話しかけてきました。
そうそう、と笑いながら答えると、彼女も面白そうに笑っていました。
朝は、クロワッサンやフォカッチャサンドのほか、チーズやサラミが数種類並び、夕方よりも充実していました。
プロシュートが美味しかったです。
奥のお皿にある脂身の少ないのがプロシュートクルード。
イタリア滞在中はピザやサラダ、グリッシーニなどと一緒によく食べました。生ハムメロンとかにもよく使われますよね。
お昼が近付くと、数種類のフルーツが入ったコンテナが次々に冷蔵庫に入れられていきました。
フルーツ大好きな私たち大喜び。
ほうれん草のフォカッチーナ (写真奥の薄いフォカッチャ) はラウンジで頂いたものの中で一番おいしくて、3切れも食べてしまいました。
フルーツジュースやピスタチオ、ポテトチップスはいつでもいただけます。
正直、全自動のエスプレッソマシーンがあるならバリスタいらないような・・・と思ったのですが、これはイタリアならでは。
コーヒーを飲むバルに女性バリスタがいるというのは、イタリア人男性にとってマストなのです。
ラウンジでも、多くの男性がカウンター前に立ってバリスタの女性とおしゃべりしながらエスプレッソを飲んでいました。
今まで行ったラウンジ全てでコーヒーはセルフでした。
イタリアもセルフにして、その分ミールを充実させてくれたらと思わないでもないですが、これはこれでお国柄出て面白いです。
今後は、そういう点にも注目してみようと思います。
あ、お国柄で思い出したことがひとつ。ボローニャ空港ラウンジのスタッフは、お客さんが目の前にいても電話で私用電話をし、文句を垂れては汚い言葉 (と言ってもイタリアでは普通) を発していました。
カウンターに立ったまま頻繁に何か飲み食いしてるし、おしゃべりを始めるとこれまた長いです。
でも、私たちが何時間居座っても我関せずな感じで、今回ばかりはありがたかったです。
それでいて、私たちのフライトが何時か気にかけてくれたり、最後はありがとうと笑顔で見送ってくれたりで、印象はとても良かったです。
まとめ
ボーディングパス (搭乗券) を持っていたら前日でもラウンジを利用できる。ただし預け荷物がある場合はチェックインカウンターが開く時間まで待たなければならない。
制限時間を超えても特に何も言われない (規模の小さいラウンジや時間制限に厳しいラウンジもあるかもしれません。大きめのラウンジや24時間営業のラウンジなら今のところ何も言われたことはありません) 。
1日2回の利用も問題なし。
今回、初めて2人で利用しました。やはり連れがいるときは同伴者利用可は助かります。1人より楽しめました。
→ 世界No.1の空港ラウンジサービス【PriorityPass】