シンガポールの格安航空会社、スクートに初搭乗しました。
とにかく安い便を探したところ、2回乗り換えがある便が最安だったので購入。思ったより快適でした。
スクートは、LCCだけあってとても安いのですが、評判はイマイチ。
ですが、大阪からアテネまで31,500円というびっくり料金を見つけましたので、貧乏パッカーとしては選ばないわけにはいきません。
タイのドンムアン空港経由もあったのですが、この時は高雄経由の方が安かったのと、待ち時間が短かったのでこちらにしたのですが、正解でした。
ドンムアン空港経由も、早めに探せば同価格で見つかったかもしれません。
何と言っても3週間前なので、格安便が残っていること自体がかなりラッキーでした。
ちなみに、以前旅仲間の航空券を代理で手配してあげたことがあるのですが、シンガポールからアテネまで180ユーロ (2万円ちょっと) でした。
いや~安い。
アジア⇔ヨーロッパがこの料金で乗れるなんて、いい時代になりましたね。
ただし、知っての通りLCCなので、機内食はついていません。
飲み水ですら有料、しかも500ml (350mlかも) のペットボトル1本で4シンガポールドル (およそ330円) と逆の意味でびっくり価格。
同じLCCでも、例えばドイツのユーロウィングスはお水は無料。
最初にペットボトルのお水が配られ、その後も何度もCAさんがお水を次にまわってくれます。もちろん、頼めば何度でも持って来てくれます。
エアアジアですら、お湯を頼めばコップにくれます。頭痛薬を飲みたかったので白湯をお願いすると、「もちろん」と快く注いでくれ、コーヒー用だから熱いよ、気を付けてと言ってくれる優しさ。
友人がスクートで白湯を頼んだ時は断られたそうです。
シンガポール発の便は、搭乗直前に手荷物検査があるので、空港内で購入した飲み物さえも捨てなければなりません。
保安検査後に1台の給水機はあるものの、長い列ができるので、早めに行かないと給水できません。
以前、知人を見送った際に外から見ていたのですが、みんな搭乗口が閉まる頃になって係員の呼びかけがあっても水を汲もうと並んで粘っていました。
私はラウンジでゆっくりしたかったので、給水できないのは承知で搭乗時間ギリギリに行きました。給水機では同じように長い列が。
チャンギ空港は世界一と言われるくらいサービスいいのに、ここだけがめんどくさいんですよね。
保安検査後のエリアに給水機増やせばいいのに。
11時間のフライトでも、私はほとんど寝ていたので飲まなくても大丈夫でしたが、エコノミークラス症候群になる可能性もあるので我慢せずに機内販売を利用しましょう。
ともあれ、関空に到着。関空までは福岡空港からPeach航空を利用しました。
当初、夜行バスで京都に行き、観光してからJRで関空に向かう予定でしたが、台風21号の影響を受けてJRなどが不通状態だったので、空路で直接向かって正解でした。
かなり早めに着いたので、プライオリティパスやゴールドカードでラウンジをハシゴしようかと思っていたのですが・・・・
が!!!
またまた台風12号の影響により、レストランやコンビニの多くが使用不能・・・ラウンジはおろか、レストランも利用できませんでした。
せっかくプライオリティパスを取得したのに、ラウンジでゆっくりできないなんて・・・ぼてぢゅう楽しみにしてたのに・・・・泣。
時計すら全滅・・・・被害の大きさが伺えます。
というわけで、関空に長居するメリットはありません。
代わりにシンガポールのチャンギ空港のラウンジで快適に過ごしたいと思い、前発便への変更の相談にカウンターに行ってみました。
尋ねてみると、
「乗り遅れた場合は追加料金で次発便に振り替えが可能ですが、早めるのはできるかどうか・・・・」
と言われ、どこかへ確認の電話をかけてくれるも、そちらでも分からないようす。
元々ダメもとだったので諦め、予定通りの便を待つことに。
早朝・深夜は寝ている人がたくさんいます。
関空で深夜着/早朝発の便を利用するなら、エアロプラザ内にあるバーガーキング前のこの場所がおススメ。
ブランケットが無料で借りられ、有料ですがシャワーもあります。
18~翌9時まで利用可、充電コンセントあり、フラットシートあり、スタッフ常駐となかなか快適です。
明るいのと、人の出入りがあるので熟睡は難しいかもしれませんが、無料で利用できるスペースとしては十分すぎるのではないでしょうか。
ぼてぢゅうは諦めて、あまり食べる機会のないモスバーガーだ♪とはりきって行くも、そちらもクローズ・・・・・
泣くしかありません。
最終的にバーガーキングに行きました。
同じバーガーでも、海外であまり食べられないモスバーガーが良かったな・・・でも仕方がないので限定メニューのベーコンワッパーを頂きました。
ITM-KIXカード利用で20%OFF。地味に嬉しい。
意外と大きくて、お腹いっぱいになりました。
チェックイン開始時間の少し前からカウンター前に並び、早めのチェックイン。
アテネまでのチケットを受け取りました。ちなみにボーディングパスは、エアアジアのようなペラ紙ではなく、見慣れた普通の (?) チケットでした。
保安検査場通過後にある「ラウンジ金剛」でコーヒータイム。
北ウイングは全滅でしたが、南ウイングにあるこのラウンジが唯一営業していました。
始めて利用しましたが、すごく小さなスペースで驚きました。
でも、保安検査後にカードラウンジを利用できるのはありがたいですね。
搭乗が始まる頃までゆっくりし、ラウンジを出ました。途中でトイレに寄りましたが、搭乗口が近かったので十分間に合いました。
関空から高雄までは、思っていたよりずっと快適でした。
ガラガラだったのでゆったり座れたのと、シートが新しくてきれいだったのが意外でした。
台湾の高雄で、一度機外へと出ます。
以前エアアジアで経由便に乗ったときは、機内で待たされたのですが、スクートでは一度降り、再度保安検査を通りました。
そのままトランスファーエリアへと進みます。
入国審査は通りません。
搭乗口のすぐ近くにラウンジがあります。保安検査場を出てすぐ右でした。搭乗口は左です。
ラウンジから搭乗口までは1分以下で行けます。
高雄空港のラウンジ、「THE MORE」でハーゲンダッツのアイスクリームを食べ、搭乗口へ。
旅程表では、乗り継ぎ時間は1時間5分と書いてあったのに、2時間近くあったと思います。
シンガポールでの待ち時間が短くなるのでヤキモキしました。
高雄からシンガポールまでの機内はやや混んでおり、LCCらしい窮屈な移動でした。それでも通路側だったので良かったです。
ともあれ、シンガポール・チャンギ空港に到着。
時差が一時間あるので混乱しましたが、どうやら乗り継ぎ時間が3時間ほどあるようす。
旅程表には2時間40分と書かれており、さらに遅延していたので急ぎ足のラウンジ利用となるかと思っていましたが、割とゆっくりできました。
旅程表では時差を計算せずに書かれているようなので分かりにくいです。
私の場合、時計の役割を果たすものがスマホしかないので、空港に着いたらWi-Fiに接続して現地時間に時計を合わせなければなりません。
旅程表の乗り継ぎ時間を参考にせず、現地時間に合わせて動く必要があります。
せっかくのプライオリティパスで頂いた夜食でしたが、お昼に食べたワッパーがボリューミーだったので、全部食べ切れませんでした。
丸半日経ってるのに。機内で座りっぱなしだからでしょうか。
食べたら急ぎ足でシャワーのあるラウンジに移動。
シャワーと着替えを済ませ、コーヒーを飲みながら搭乗を待ちます。
ラウンジにはフライト情報画面があるので便利ですね。
念の為確認すると、搭乗口変更となっていました。どっちにしろ近いのでいいのですが、以前どこかの空港で、とんでもなく遠いゲートに変更になって焦った記憶があるので、搭乗1時間前はどうしてもソワソワしちゃいます。
変更になった搭乗口に行くと、ボトル内の液体を捨てている人がいました。
私もマイボトルの水を飲みほしてから保安検査に行きました。
シンガポールからアテネまでは満席で窮屈でした。
長時間のフライトということもあり、後半はトイレも汚かったです。歯ブラシや歯磨き粉を床に落とさないように気を使いました。
とは言え、期待値を思いっきり下げていたので特に不満はなく。座席も通路側だったのでそれほどキツくもなかったです。
スクートスルーサービスとは?
シンガポールチャンギ国際空港を乗り継ぎで利用する際、受託荷物の受け取りや、入国手続きが不要になるサービスです。
荷物は最終目的地まで運んでもらえるので、再搭乗の時間まで持ち歩く必要はありません。
入国手続きが無いので、パスポートに余分なスタンプが増えることもなく、トランジットエリアでゆっくりできます。
どっちみち入国審査はあまり混まないのと、日本人に対しては厳しくないので行き来の時間を合わせても10分程度といったところですが、乗り継ぎ時間に余裕が無いときにはできれば避けたいところです。
さらに、シンガポール到着便遅延のため、乗り継ぎが出来なかった場合、スクートスルーサービスに申し込んでいれば次発便に無料で振り替えられます。
これには通常追加料金がかかるのですが、全旅程を一括してウェブ予約・購入していれば自動的に加入となります。
今はウェブ予約をする人がほとんどだと思いますので、実質追加料金不要!
以上のサービスは、提携するシンガポール航空およびシルクエアーでも適用されます。
代理店で予約した場合、追加料金が必要になる可能性がありますので、確認してから予約してください。