伊豆の踊子の舞台!「旧天城トンネル~浄蓮の滝」に行ってきました。

旧天城トンネル出口

山中湖ハイキングの翌日。

平尾山からの富士山

山中湖ハイキング【石割山~石割神社~平尾山】のコースタイム・標高・高低図など。

2017年6月14日

ホテルをチェックアウトして、今回の旅のもう一つの楽しみである伊豆半島は中伊豆へ。

レンタカーを走らせます。

事前に川端康成の伊豆の踊子を読んでみた

中伊豆、特に今回訪れた天城トンネルや浄蓮の滝は、伊豆の踊り子の舞台でもありますから、読んでおかないとですね。

行きの新幹線でしっかり予習(恥ずかしながら初めて読みました)、気持ちはもはや主人公の青年です。

ラストシーンは泣けたな~。。

なんだろう、何の抵抗もなく物語の中に入り込めました。主人公の青年の奥ゆかしさ。今の日本には居ないだろうな。明治か大正期の話だろうに、当時にタイムスリップした気分になれます。

川端康成。日本語も美しい。日本人としてのアイデンティーを思い出させてくれる作品&作家さん。

でなければノーベル文学賞など取れませんよね(ノーベル文学賞を取ったその他の作家の著作をたくさん読んでるわけでもないですけど・・・)。

さておき、山中湖をレンタカーで出発。

道中、富士山をパノラマで楽しめるという展望台。

朝早くで寒いのに男一人バイクで来ている方もいました。

定年退職して余暇を楽しんでらっしゃるのか、微笑ましい老夫婦も(車の運転は危なかったですが・・・)。

富士山にはいつの時代も老若男女問わず、誰もが魅了されますね。

富士山パノラマビュー

少し雲が掛かっています。

富士山パノラマビュー

真ん中辺りが前日に登った石割山や平尾山。

山中湖周辺案内図

旧天城トンネルへ

ここからひたすら南下して旧天城トンネルを目指します。

国道414号線沿いに入り口があるのですが、これがまた分かりにくい。。。

旧天城トンネルの看板や案内が非常に不親切・・・。見えにくい、分かりにくい。

何度も通り過ぎてしまいました。。まあ自治体の予算の関係もあるのでしょうけれど、有名な観光名所なんだからもうちょっと力入れてほしいな^^;

国道沿いだからすぐに入り口も見つかるだろうと甘くみてました。

前もって正確なアクセス情報を得ておくべきでした。

車で行かれる方は事故に気を付けて・・・・

旧天城トンネルまでの山道が、とにかく細い!

20年近くは運転歴ありますが、1.2位を争うほどの悪路。

緊張したー。

道は荒れ果てているし、対向車が来てもすれ違うだけの道幅はありません。

エスケープする場所もほぼなし。

幸い、対向車は来ず助かりましたが・・・。

本当に車で入っていっていいの?って感じなので、やはり標識の1つくらいはあってもいいんじゃないかなーと思ってしまいます。

事故が起きてからでは遅い!

車で行かれる方は十分に気を付けてください!

特に大きい車の方。私はレンタカー代をケチってミニサイズの日産マーチでしたから事なきを得ましたが。。。

なんとか到着!

旧天城トンネル入り口

誰もいません。

旧天城トンネル案内板

寒々しい。。。。時期的なものもあるのか、寂れている・・・・。

ちなみに、この旅行を終えてから、こちらの映画を見ました。

たまたまアマゾンプライムで見つけまして。

これがまた面白い。

田中裕子の若い時、めっちゃカワイイ。セクシー!

今の姿(素朴なおばさん?なイメージ。ごめんなさい・・・)しか知りませんでしたが、やはり女優さんは皆綺麗だな。役どころがまた艶めかしいんです。

主人公の渡瀬恒彦さんが逝去された時期とほぼ同時期に鑑賞。一人追悼映画鑑賞会でした。

旧天城トンネルの中

中に突入。ひんやり薄暗い。天井から水が滴り落ちている。前方から車がこないか不安の図。

旧天城トンネルその2
旧天城トンネルその3

一人だったら怖くていけなかったかも・・・・。

後でググってみると、有名な心霊スポットにもなってますやん・・・・・・(心霊スポット好きの方はググってみてください)。

旧天城トンネル出口

トンネルを抜ける。旧天城トンネル越え。

こちらが出口かと思いきや、反対側もきちんと整備されていました。公衆トイレ、駐車スペース、記念石碑、案内板など。

わざわざ危険な道を走らなくてもよかったのか????

無念。。。

天城山隧道

日本の道100選なのですね。登録有形文化財・重要文化財でもある。

旧天城トンネル石碑

石碑に書かれている文章:
この隧道(トンネル)は、下田街道の改良工事の一環として明治34年(1901)に貫通、同37年に完成。全長445.5メートル、幅員4.1メートル。トンネル両端の坑門及び内部全体が切石積で造られ、川端康成の小説「伊豆の踊り子」をはじめ、多くの文学作品に登場するトンネルととして広く親しまれている。平成13年6月15日、我が国に現存する石造道路隧道の中で、最大長を有する土木構造物であるとして、道路隧道としては全国で初めて重要文化財に指定された。

石造り道路トンネルって少ないのですね。土木に関する知識ゼロなので、よくわかりませんが、恐い思いをして来た甲斐がありました。

天城峠標識

今回は天城峠の天城越えはできませんでしたが、次回機会があればここのトレイルも歩いてみたいです。

こちらのブログが詳しく書いていますね。楽しそう。八丁池でのんびり横になりたい。

天城山登山|日帰りおすすめコースを紹介!

浄蓮(じょうれん)の滝へ

旧天城トンネルを跡にして、次は浄蓮の滝へ。

往路(悪路)は通りたくなかったので、車でそのまま旧天城トンネルを抜けて、国道へ戻りました。こちらの方が幾分マシでしたね。

旧天城トンネルに行かれる際は、北側(伊東市側)から入られると良いかと思います。

浄蓮の滝に到着。

ここ浄蓮の滝は、踊り子歩道の起点でもあるようです。→踊子歩道(伊豆市公式観光サイト)。ページ内の地図は見にくいですが、PDFのリンクををクリックすると拡大されて鮮明に閲覧できます。

浄蓮の滝入り口 浄蓮の滝その1 浄蓮の滝その2
浄蓮の滝の階段

階段を下りていきます。

鮎。

1本450円。高い。スルー。

鮎その2

後ろ髪引かれる。高い。我慢。

浄蓮の滝の石碑
浄蓮の滝の石碑その2

アップ。

滝壺 名瀑のひみつ
天城越え

あま~ぎぃ~ごぉ~えぇ~

鮎釣り

何かを釣ってました。やっぱり鮎かな?

伊豆の踊り子銅像

有名な銅像。人がいない瞬間を狙って撮影しましたが、実はこの周りには観光客がたくさん。

浄蓮の滝は、外国人観光客も多しです。日本人の方が少ないくらい。まあ今はどこも観光地はそんな感じですが、お世辞にもアクセスがいいとは言えないこんな場所にも来られるなんて、アグレッシブですね。

観光に訪れてくれることは非常にありがたいですけどね^^

伊豆の踊子の舞台で日本の文化伝統に触れ、日本という国を更に好きになってもらえると嬉しいですね^^

修善寺新井旅館へ

浄蓮の滝の次は、修善寺観光です。修善寺の新井旅館にも泊まってきましたので、時間のある方は下の記事も覗いてみてくださいね~^^

竹林の小径

修善寺温泉街を散策【初春の修善寺(寒桜)~日枝神社~湯掛け稚児大使~指月殿】

2017年6月23日
部屋

修善寺温泉「新井旅館」に泊まる。明治時代へタイムスリップ

2017年6月28日